#命が燃え尽きるまで
私の命が燃え尽きる、その時まであなたは私の隣に居なければいけないの。
だって、わたしがこんな不自由な身体になったのはあなたを庇ったからだもの。
ねぇ、分かっているの?
私のこの身体はあなたのせいでこうなったのよ。
逃げないでしょう?逃げられないでしょう?
最期まで責任を取ってね。
(あなたは、あなただけは絶対にハナサナイ)
#夜明け前
夜明け前の少しだけ明るくなった空を眺める時間。
そんな時間が私はほんの少しだけ好き。
何も考えず、ボーッとしながら太陽が昇るのを待つ。
そのまま寝落ちしても良いし、最後まで起きていると感動的な夜明けを迎えられる。
今日は寝れそうにもないし、夜明けを待とうかな
#本気の恋
本気の恋なんかしないと思ってた。
いや、出来ないと思ってたんだ。
なんにでも冷めた反応しかできない俺が恋なんか出来るわけないって、そう思ってた。
だけど今、君に出会って俺の中に電流が走る。
君が好きだと、心が、体が、そう叫んでいる。
君を俺のものにしたい。
俺を選んで、お姫様。
#カレンダー
あと一月
あと半月
あと1週間
あと3日
明日
ワクワクドキドキの彼氏との初デート。
毎日毎日楽しみで、カレンダーを見てはあと何日かな、なんて数えて。
そんな初デートが遂に明日になった。
可愛いお洋服と靴を新調した。
ヘアアレンジもメイクも何回も練習して納得いく形になった。
明日の持ち物は準備出来てる!
明日の為に早く寝なくちゃ、そう思ってベッドに入ったけど、心がザワザワして、ドクドクと心臓が波打って、今日は眠れないかも……。
#喪失感
心にポッカリと穴が空いた。
君は、君だけは僕を裏切らないで居てくれると思っていたのに……。
それでも、君は僕を選んでくれなかった。
君に裏切られたせいで、僕の心には穴が空いてしまった。
ねぇ、責任を取ってよ。もっと、もっと一緒に居たかった。遊びたかった。
だから、生き返ってよ……。それか、僕もそちらに連れて行って。
彼は彼女の前でそんな言葉を漏らすもそれは虚空に溶けていった。