神埜

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6/15/2023, 2:20:29 PM

#好きな本

好きな本は沢山ある。

今まで読んできた本はどれも面白かった。
世間的にハズレと言われる作品にも僕には刺さる物もあった。

本、本、本。僕の世界は本に埋め尽くされている。

記憶を辿ってもどの場面だろうが僕が本を離した瞬間は多分ない。
それぐらい日常に溶け込んでいる本たちで、好きな物はどれって聞かれても僕にとっては、とっても難しい質問だ。

きっと僕は死ぬその瞬間まで本に囲まれている。その時にやっと、あれが1番だったってなるんじゃないかな。

そんなに気になるなら最後まで僕の横に居てくれよ。そうすればきっと君の疑問の答えになる。

6/14/2023, 3:04:31 PM

#あいまいな空

今日のあいまいな空模様はまるで今の私の心のよう。

今日はついてたけど、ついていない日。

朝、寝坊した。
電車には間に合った。

上司に褒められた。
部下には泣かれた。

タイムセールに間に合った。
買い物帰りに雨に降られた。

欲しかったものが届いてた。
洗濯物を外に干しっぱなしだった。

良いことと悪いことが交互にあって、今日の気分は良いような、悪いような。

天気に例えるなら、狐の嫁入り?
雨がザッと降ったと思ったら急に雨が止んで晴れてみたり。

あー、ほんと今日の気分は曖昧だ。

6/13/2023, 2:33:10 PM

#あじさい

桜の樹の下には死体が埋まっている。とよく言うけどさ、それなら紫陽花の下にも埋まっていてもおかしくないよね。

ほら君の後ろの紫陽花もとても綺麗な青色をしている。

もしかしたら、その紫陽花の下には、、、。
なんてね、冗談だよ冗談。本気にしないでよ。

ははっ、それにしても君のビビり癖は治らないね昔から。

いやいや、バカになんてしてないさ。
ただ君の純真さが少し眩しいなと思ってね。

、、大丈夫、その紫陽花の下には何も埋まってなんかないよ。

(その紫陽花の下には、ね。)


6/12/2023, 3:19:26 PM

#好き嫌い

君は幼い頃、そこらに咲く野花を手折っては、すき、きらい、すき。なんて花占いをよくやっていたよね。

あれを見る度に僕は、そんな事をするくらいならすぐ横にいる僕を見ろよ、なんて思ったっけ。ちゃちなプライドが邪魔をして言えなかったけど。

そんな君が今日、祝言をあげる。

君の花嫁姿は、なんとも言えないくらい眩くて
儚げで、今にも妖精に攫われてしまいそうなくらい美しくて、僕は息を飲んだ。

君の幼い頃の口癖は「あんたなんか大嫌い」だったけど、今日こそはその言葉を撤回してくれよ?

僕の愛する花嫁さん

6/11/2023, 1:25:02 PM

#街

街は活気づいていてとても騒がしい。

けど僕はそんな騒がしいこの街が嫌いじゃない。むしろ好きだと言えるかな。

この街での人々の営み一つ一つがとても愛おしいんだ。

毎日どこかで赤ん坊が産まれて、人が死ぬ。
ものを売る人々と買う人々。
未来を向いて歩き始める人と、過去だけを見て立ち止まる人。

あっちでは男達が喧嘩をし、こっちでは女達が立ち話。

働く子供に遊ぶ子供。

こっちで結婚式があるかと思えば、そっちでは別れ話をする夫婦。

どれもこれも僕の愛する街の一風景。僕の身体の上のひとりひとりが紡ぐ人生という名の物語。

仕方ないな。僕はもう一眠りするとしようか。

おやすみ僕の愛する隣人たち。また何時か僕が起きた時にはまた僕に愛されて。

――これは誰も知らない竜の独り言。

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