待ってて
直接は言われてないけど、「待ってて」って聞こえる。でも私たちはそう長くは待てないの。昨日、替えてないよね?誰が替えるか押し付けあってないで、早く新しいものが飲みたいの、、、
汚いものから出されて、やっと息ができたわ。
「昨日替えるの忘れてごめんね、すぐ新しい水に替えて綺麗に生けるからね」
伝えたい
嬉しいことがあったら美味しいものを食べていいよ
悲しいことがあったら誰もいないところで一人で泣いていいよ
許せないことがあったら一つずつ紙に書いていいよ
怒ってしまうことがあったら思い切り叫んでいいよ
楽しいことがあったら誰かに報告していいよ
不安なときは頼れる人に相談していいよ
我慢しないで吐き出していいよ
どうすればいいかわからなくなったとき、助けてくれる人はいる、手を差し伸べてくれる人はきっといる
一人で抱え込まないで
全部私に伝えたい
この場所で
ここで毎日手を合わせる。手を合わせない日はない。寝る前は、1日無事に過ごせたことのお礼とおやすみなさいを言って、布団に潜る。
ここで、この場所でお父さんが夢に出てくることを願っているよ。
今日もありがとう、おやすみなさい。
誰もがみんな
誰もがみんな悩みを抱えている。でもその悩みがないと人生楽しくないと思う。
私の最近の悩みは、、、財布の中のお金が少ないことかな🤔
花束
三年付き合った年上の彼に、
「今日はちょっといいところに食べに行こうか」
と、ディナーに誘われた。そろそろかなと胸を躍らせていたけれど、きっと今日プロポーズされるんだろう。彼は仕事の終わりに来ると言っていたから、スーツなんだろうな。それに合わせて私もちょっといい洋服を着て、バッグを肩にかけて、お気に入りのヒールを履いた。香水なんかつけちゃったりして。
待ち合わせ時間、ちょうどに来てくれた彼に連れられて、ちょっといいどころじゃない、高級そうな、私みたいな庶民が入れないようなレストランに彼と一緒に入った。コース料理が出てくるたびにはしゃいでしまう私を見て、彼は優しく微笑んでいた。
レストランを出て、
「次はどこに連れて行ってくれるの?」
と聞くと、
「ちょっと待ってて」
と、言って私を置いてどこかに走って行った。レストランに忘れ物したのかなと思っていると結構すぐに戻ってきた。彼は何かを隠しているのか、右手を後ろにまわしている。
「ごめん、お待たせ。あの、これ、、、俺と結婚してください」
彼は息切れしたままの声で一本の赤いバラを差し出した。
「ごめん、100本のバラの花束でプロポーズされるのが夢って言ってたのに、なかなか勇気出なくて恥ずかしくて買えなかった。本当にごめん」
確かに、100本のバラの花束を渡されて結婚しようと言われるのが小さい頃からの夢だった。でも想像の100本のバラよりも彼からもらった一本のバラの方がとても綺麗だと思った。
「もちろん!大好き」