手のひらの上にスマホがある。
そのスマホで、あるアプリを開いている。
アプリには、たくさんの文字が並んでいる。たくさんの人がそれぞれの物語を紡ぎ、それが人の数だけ並んでいる。
君は誰かの物語を読んでいる。
そう、今は私の物語を読んでいる。
果たしてそれは、君にとってどう映るだろうか?
君が見てきたたくさんの景色の中の一つとして、記憶に残ってくれるだろうか?
『君が見た景色』
「…………っ……! ……っ、…………!!」
※あまりにも言葉にならず、状況の説明もできませんでした。
『言葉にならないもの』
背が高く伸びて、少し近くなった太陽を見上げた。
暑い夏だが、元気いっぱい上を向く。
みんなが私を見て楽しそうな顔をしている。
夏が終わり、項垂れる秋。
私の季節は終わった。
それでも私から零れ落ちる種が、この夏の記憶を来年まで持っていってくれる。
あの、よく似た太陽に、また会えるように。
『真夏の記憶』
広がる空を仰ぐ。なんて澄んだ青だろうか。
バニラのアイスクリームが、まるであの雲のようにみるみる溶けて、こぼれていく。
その溶けたアイスクリームの向こうから、太陽がこちらを見て笑っている。
あまりに暑くて、思わず近くのコンビニで買ったアイスクリーム。冷たかったはずなのに、あっという間に姿をなくした。
あぁ、暑いなぁ……。
そうして、私の意識も空に溶けていく。
『こぼれたアイスクリーム』
あ、やべ。久しぶりにやったな。
そんなことを思いながら、夏にしては冷たい風を感じていた。
――投稿忘れた。
忙しくて。とか、言い訳なんかいらない。できなかったことは事実だから。
気を付けなきゃなぁ。
『風を感じて』
やさしさなんて見せないでほしい。それに甘えてしまうから。
私は私で頑張りたい。だから。
易しいなんて――イージーモードなんて選ばないぞ! ゲームはハードモード一択!
『やさしさなんて』