広がる空を仰ぐ。なんて澄んだ青だろうか。
バニラのアイスクリームが、まるであの雲のようにみるみる溶けて、こぼれていく。
その溶けたアイスクリームの向こうから、太陽がこちらを見て笑っている。
あまりに暑くて、思わず近くのコンビニで買ったアイスクリーム。冷たかったはずなのに、あっという間に姿をなくした。
あぁ、暑いなぁ……。
そうして、私の意識も空に溶けていく。
『こぼれたアイスクリーム』
あ、やべ。久しぶりにやったな。
そんなことを思いながら、夏にしては冷たい風を感じていた。
――投稿忘れた。
忙しくて。とか、言い訳なんかいらない。できなかったことは事実だから。
気を付けなきゃなぁ。
『風を感じて』
やさしさなんて見せないでほしい。それに甘えてしまうから。
私は私で頑張りたい。だから。
易しいなんて――イージーモードなんて選ばないぞ! ゲームはハードモード一択!
『やさしさなんて』
扉を開けると、君が立っていた。
信じられなくて。夢かと思った。
「夢じゃないよ」
君が言う。
泣きながら、思いっきり飛びついた。
『夢じゃない』
膝の上に猫達が乗ってきた。好きな人に抱き締められた。イベントでみんなと最高に盛り上がった。
今までも時が止まってほしいと思った瞬間は何度かあった。それでも、こんなに心の深くから、時よ止まれ。そう思ったことはない。
終わらないでほしい。時が止まってほしい。
大好きな人のライブ。言葉では言い表せられないほど素敵な音楽。きっと今夜世界で一番温かい空間。あまりにも幸せ過ぎる時間。
明日も頑張ろうって思わせてくれる。生きる力を与えてくれる。
この時間の為に生きているといっても過言ではない。私が進む為の方向を指し示してくれる。心の羅針盤。
『心の羅針盤』
「またね」
『また』なんて存在しないこと、僕らはわかっていた。
けれど、願いを込めて告げる。
「うん。またね」
死ぬまでにもう一度だけでも――いや、来世だとしてもいい。いつかまた、出会えることを信じて。
『またね』