ルールがあることで、守られている人がいる。
ルールがあることで、快適に生きられる人がいる。

ルールがあることで、息苦しく感じる人がいる。
ルールがあることで、誰にも気づかれない人がいる。

ルールはなくてはならないもので、
あってはならないものでもある。

ルールに縛られることによる安全と、危険。
相反する概念を生み出すのもまた、ルールである。

あの日のあの選択が、
今思い返せば『間違い』だったとしても、
それは自分で選んだ自分のための道であり、
決して『不正解』ではない。

自分で選んだその道が、
社会的に見れば『間違い』だったとしても、
決してそれは『不正解』ではなく、
全ては自分の人生の糧になる。

自分の人生は、自分で切り拓けばいい。
貴方の人生は、貴方のものだ。
貴方が進みたい方へ進めばいい。
貴方の選択は、『不正解』ではない。

たとえ『間違い』だったとしても、
その『間違い』すら愛せるような人間になれ。
自分で考えて、決めろ。
貴方は、どう生きてゆくか。

どうせ、飽きるほど長い人生を生きるなら、
自らの人生の中で、自分なりの生き方を見つけろ。
生を終える時、笑顔で逝けるような、
そんな人生を送れるように。

ぽつり、ぽつり
透明な雫が、天より落ちる

ぽたり、ぽたり
透明な雫が、瞳より落ちる

泣きたいならば我慢せずに泣くが良い

天の涙は露となり、
美しく煌めき、若葉を飾る

君の涙は露となり、
美しく輝き、未来を飾る

叩きつける雨も、静かに降る雨も
いつしか生命の糧となる

ありがとうの涙も、ごめんねの涙も
いつしか君の糧となる

ぽつり、ぽつり
ぽたり、ぽたり

透明な雫が、美しく零れ
世界を煌めかせ、輝かせてゆく