私は自分が泣いていることにも気がつかなかった
ただただ 目の前に差し出されたものに
言葉が出ず 嬉しいのか 安心したのか 驚いているのが 寂しいのか…感情は忙しくめぐっている。
今年 一番の仲良しの友達に子供ができた。
何も話さなくても わたしのことを知ってくれてるような 特別な友達。
うまく出てこない言葉の変わりに
友達の手を強く握り 感動や労いを精一杯伝える。
大人二人が 声もなく大泣きしてるその間で
新しい命がすやすやねむっている。
雲海 海に降る雨 台風の目の中 二重に架かる虹
笠をかぶった富士山 モネの蓮池 スターダスト
これはみたい景色
私の地元は今 開発が進んでいて
慣れ親しんだ通学路や駅前の景色が変わっていっている。
新しくなること より良い環境になることは喜ばしいことだと思う。
、反面 帰りに買い食いしてたコロッケが…とか
プリクラをとってたゲームセンターが…とか
少し寂しく思うのもある。
一年後 十年後 最期の時
私はどんな景色を観て
どんなことを考えているのだろう??
いつか 戦争のない世界がどんな景色なのか見られますように
まだ見ぬ景色
あの夢の続きを…
一番はじめに浮かんだのは
平井堅さんの ノンフィクションという曲でした
夢を諦めたことはありますか?
日々 いろんな事情があるなかで手放した夢に後悔したことはありますか?
夜にみる夢も 昼間に追いかける夢も
どんなに続きを求めても
その先をみられないことが
多いのではないかと思います。
それでも 稀にその続きが
ぽっと自分の前にあることに気がつくことがあります。
自分に余裕ができた頃に
型を変えて
またはフラッシュバッグのように
憧れ続けていると
心のすみに引っ掛かっていると
時には天啓のように
あの夢のつづきが道に変わっていたと気がつくことがあります
ちいさいころ
寒い夜に
お母さんと
背中と背中をくっつけて寝た夜のことを覚えてる。
普段から スキンシップやベタベタされるのが
苦手な母だった。
暖かさを求めてくっつこうとする私に
背中は面積がおおきいから、
くっつけて寝ると、すぐ暖かくなるよって
その時だけはずっとくっついていられた。
あの安心感と暖かさは一生忘れない
すべてのチャンスが
自分のためにあるわけではない
すべての扉が
自分に向いているわけではない
今 手にしたと思っている この鍵も
望む未来に繋がっているとは限らない
その事を知って受け入れる
それでも やると決めたその覚悟が
私の未来の鍵になる。