人の姿

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3/26/2024, 1:35:24 AM

歳を重ねるにつれて物分りは良くなってくように見えるが、実際には諦め方を覚えただけ。
幼少の頃、簡単に自覚できたはずの「好き」という気持ちは今では何処にしまったのかも思い出せない。

3/24/2024, 5:20:04 AM

特別な存在

朝な朝な
廊下を軋ます
スリッパの音
ふいにピタリと
止まって消えた

3/15/2024, 11:24:42 PM

星が溢れる夜空の中でキラリと光って落ちてゆく一粒の流れ星。
人々が憧れ願いを込めるその一粒は、狭く窮屈な世界に耐えきれず飛び出していったか弱い存在のようにも見えて、私の瞳は雫を垂らす。

3/8/2024, 3:16:45 AM

なにか辛い訳じゃないが
空を見上げることはすっかり無くなって
いつも手元の小さなデバイスに囚われている
そう気づいて見上げた空にうつる月は
少しぼやけて遠くに見えた

2/21/2024, 2:20:04 PM

今までを全部リセットして、また0からスタートする。
私にとってこれは生活を一変させるように思える劇薬であり、同時に私を縛る呪いの枷でもある。
過去の呪縛からとかれたはずの私は気づくといつも「新しい生活」という名の網に捉えられて身動きが取れなくなっている。
希望に満ち溢れていたはずの新生活は些細なズレによっていとも簡単に瓦解して行く。
人生は代替不可能なノートのようなもので、いくらでも新しいページに書き込むことは出来るが過去に書いたページを無くすことは出来ないものだと思う。

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