約束を守るために、自己犠牲する癖があるんだけども…例えばタクシーを使って約束の時間に間に合わせるとか、予定を断るとか。相手がその約束を忘れてたり大事に思ってないとガッカリしてしまうし凹んでしまう

旅をしてから得たものは何だったか。
疲労、軽くなった財布、体力の無さの再確認、自身の口下手加減、度胸のなさ。
もちろん充実した気持ちもないわけではなかったが、それよりもマイナス面で痛感させられる事が多かった。
一時期自分探しの旅に出た若者が多かった。彼らは旅の最後に見つけられたのだろうか、自分を。
自分はそんなにすごくない、もっとすごい人物のはずだという思い上がりをぶっ壊して、現実に直面されて、ま、地に足をつけて生きていくかと、そんな自分でも何とか生きていくかと、半ば諦めのような覚悟のようなものを感じて旅を終えているんではないだろうか、と考える。
旅に出る前に想像していた景色は、現実ではずいぶんと色褪せて目の前に存在する。旅に出る前に描いていた理想の自分は、知らない土地や人の間でおろおろしながら情けない部分を曝け出すものであった。
しかし、現実とはそういうものなのだろう。夢を見過ぎていた、期待をしすぎていた、ということを自覚し、私はこれからどう生きていこうかと思案するのである。