NoName

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4/14/2024, 2:10:40 PM

 誰の手も届かない存在でいてほしい。
 凡人とは一線を画した存在でいてほしい。
 我々の理解の範疇を超えた存在でいてほしい。
 こちらを見下ろすことすらしない、孤独で孤高の存在でいてほしい。

 嗚呼、私の神様。
 どうか、普通の人みたいに笑わないで。
 人の輪の中に溶けて行かないで。
 その瞳に誰のことも映さないで。
 私たちと同じ地平に立たないで。

 只人に堕ちた貴方に、追い付けない私が惨めになるから。

2/11/2024, 10:53:02 AM

 どうして、約束なんて不確かなものに縋ってしまったのだろう。
 どうして、あの日あの時この場所に、君は来てくれなかったのだろう。

 当たり前に過ぎる今日も、当たり前に来てしまう明日も、当たり前に回り続ける世界も全てが嫌いで堪らない。
 私だけがこの場所から動けないことを、どうしようもなく実感するから。
 あの日の君と同じ場所で立ち止まっていたいだけなのに、それを赦してくれない時の流れが大嫌い。

 だから、今日も叶わぬ夢を見る。
 もう君が決して来ることの出来ないこの場所で、君が約束を果たす日を待っている。

2/11/2024, 9:54:23 AM

 誰もがみんな、平等に持っているもの。
 でもそれは『権利』であって、『義務』ではないよね?
 それなら私一人くらい、手放す奴がいたって良いと思うんだ。

 「誰もがみんな」と同じに成れない私一人くらい、いなくなったって惜しくもないでしょ?

2/2/2024, 10:13:30 AM

 直接伝える勇気が無いから、この花に願いを込めて渡したの。

 私からの願いで、貴方への永遠の呪いを込めて。

1/31/2024, 4:28:18 PM

 辿り着いた終着点は、あの日別れた出発点。

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