目が覚めると、あの人が
まだ眠っていたら良いのに。

その、大きくて温かい背中に
そっと手を這わせて

私も、もう一度眠りにつきたい。


【お題:目が覚めると】

私の当たり前…

そんなの、当たり前でしょ！
と言うのは嫌いだ。

いや、当たり前という言葉が
幅広くて、横柄で…時には
自分や誰かを傷付けかねない言葉だから
苦手なのかもしれない。

当たり前の日常。
平凡、人並み、繰り返し。

私は、今の暮らしが嫌なのだ。
それを抜け出せないまま
繰り返す事で、当たり前になるのが
こわいんだ。

色んな考え方や、表現、価値観がある中で
当たり前という言葉が
もっともっと、優しくなりますように。


【お題:私の当たり前】

街の明かりは、眩し過ぎるから
遠くから眺めるくらいで
ちょうどいい。

無数の明かりは、人々の暮らしや
娯楽や涙を包み込んで
煌々と照らし続けているのだ。

今日も明日も…その先も。


【お題:街の明かり】

七夕は、織姫と彦星の
1年に１度…唯一出逢える日だったかな。

そんな日に、私も何か願っても
良いのだろうか。

あー、こういう場面で
私は自分の願いが、浮かばない。
私は、誰かの幸せを願ってしまう。

けど、それでも良いよね。きっと。

七夕は素敵だけど
今年は、すこし切ない。
そんな気持ち。


【お題:七夕】

星空なんて、見にくるんじゃなかった。

楽しみにしていた
気持ちも、夜のドライブも
息抜きにすらならなかった。

言葉ひとつで、心が曇る。

こんな気持ちで
見に来ちゃって、ごめんねって

静かに瞬く星たちに
呟いた。


【お題:星空】