NoName

Open App
4/14/2023, 1:42:58 PM

 神様へ、お願いするには今恵まれすぎている。
 けれども今は砂を噛むような毎日なんだ。でも、変化を望むのはとても怖い。
 神様へ。
 どうか今の状態が続きますように。
 少なくとも予想される期日のその時までは。

4/13/2023, 12:40:25 PM

 目に染みるような、嫌味なほど晴れ渡った空が眩しい朝だった。
 でも、心は快晴とはいかない。
「試験、ヤだなあ」
 朝食を食べる私の心は、どんより曇り空だ。

4/12/2023, 3:07:02 PM

 遠くの空へ。
 お題になって初めてそんなことを考えた。
 私は今、半径1メートル位でしか物事を考えていない。
 はるか昔、遠くの空へ託した思いは、いまいずこ。

4/11/2023, 1:49:12 PM

 言葉にできないことを言葉にしようとすると、大抵、失言する。
 言葉に出来ない感情は、じっと貝のように口を閉ざして、言葉にしないか、曖昧な態度で場をごまかすのが一番いい。
 本当の澱は心の奥深く。
 それが賢いやり方だ、と思う。

4/10/2023, 12:50:06 PM

 まだ桜も咲かない土地なのに、妙に日当たりのいい道端の斜面には、満開の水仙が色とりどりに咲き乱れていた。
 桜は蕾が濃いピンク色に枝の端々を染めて、あと少しで咲きそうだ。
 庭にはクロッカスとツクシが顔をだし、空は明るく高く、少し白く濁っている。
 日差しは暖かく風ばかりは少し冷たい。
 こちらの気持ちも浮き立ってしまう。
 春爛漫まで、あと。

Next