「明日がもし晴れてたらピクニックや散歩とかお花畑に
も行こうかな~」
そんな事を考えながら計画を立てる少年いぶ
念のために部室のラジオでお天気予報を流す
「明日の天気は雲ひとつ無い晴天でしょう洗濯物もよく
乾きます」
それを聞いたいぶ更に嬉しくなって飛び跳ねた…翌日
外を見るとこれが現実だと言わんばかりの豪雨だった
外に干してある洗濯物を急いで取り込んだが濡れていた
「天気予報の嘘つき…」
っと小さく拗ねるかのようにつぶやいたそれ以来
天気予報を見なくなったいぶなのでした…その後は
雨でも楽しめるようにタクトとタロウがいぶをゲームに
誘う事が増えて更には相方のリュークが洗濯物を一瞬で
乾かす裏技をいぶに見せて楽しませた
とある日の放課後…学園の美術室で書生のような格好を
した少年にしきが絵を描いて
「はぁー疲れた今日は散々な目にあった」
と大きなため息をつきながら筆を止めずに描いていた
そんな時後ろから声が
「にしきって相変わらず絵が上手いよね写真みたい」
振り向くとにしきと同じ格好した少年いぶが差し入れを
持って立っていた。
いぶがどうしたの?っと聞いたら
「色んな人にたらい回しに
されたから疲れてだから一人になりたくてここに来た」
と真顔ながらもどこか不満気のにしきが答えた
澄んた瞳と可愛らしい声でどんな人も人外も虜にする
生徒がいたその生徒が通ると周りの生徒はキュン死して
保健室が渋滞する事態となり学園内ではサングラスが
流行った
「異世界授業の体育でどんな嵐が来ようとも吹き飛ばして見せるぜ」と級友が意気込みいざ扉を開けた瞬間恐ろしい光景がそれは血の雨と赤黒い雷と肌を切り裂く風をまとい絶望の嵐を繰り出す教員と目が合うやいなや
急いで扉を閉じた
幽霊部員の一人がニヤニヤしながら
「さっきどんな嵐が来ようとも吹き飛ばして見せるぜっとか言ってた割にはずいぶん真っ青じゃん」
それを聞いた級友が
「俺の思っていたのとは違うよていうか先生と目があった瞬間死ぬかと思った」
ナナホシ学園そこは人間界と異世界を繋がっている
摩訶不思議な学園であり夏になると掲示板にあるあるポスターが生徒や教員たちが目に止まり群がっていた。
それは…
チャンスも人生も一度きり夏に楽しむなら一発祭り
っと大きく書かれ屋台や食べ物の写真がのったポスターを群がる生徒や教員たちの遠く離れた所で見ていた少年が憧れつつも諦めて張り付いた笑みで
「俺は出られそうに無いな」
とため息まじりにつぶやきその場から立ち去さり職員室の隣りにある部室に戻り入ると何やら部員達で揉めていた何があったのか聞くと
夏に行くなら海か山で揉めているらしく今にも殺し合いが始まる寸前の所で少年が止めに入った部員達は驚きた
「部長いつからそこにいたんですか?!」よくある質問に
少年はさっき戻ってきたっていつも通りの笑顔で答えた
その後ろにこの状態を何一つ理解出来ずいた後輩が口を開く
「あの…入部希望で来た田中タロウですが…」
気まずくなりながらも軽い自己紹介をしたその後に
少年が口を開らき自己紹介した
「俺は幽霊部の部長で学園の大黒柱のタクトよろしくね」
と笑顔で自己紹介をした後に色々な説明をしたが覚える事が多くて追いつけていないタロウは分かりやすく手短にタクトにお願いしタクトは願いに答えるように紙芝居を出し軽く部活の説明をしたのだった
「この部活は娯楽をする場所だよ更に分かりやすく言うとここでは色んなゲームを部員達や部員以外の人や人外
楽しく気がれる部活なんだ~さっきは修羅場寸前だったけどね」
タロウはタクトの紙芝居付きの説明でようやく納得したのはつかの間だったなぜなら部室にはゲーム機以外にもキッチンやベットなど娯楽(ゲーム)とは関係無いものが置いてあったからだ何故おいてあるのか聞こうとした時
眠そうにしている部員がタロウや部員達に
「一発祭り皆は行くの〜?」
とゆったり口調で質問を投げかけ部長以外は行くと答えタロウは一発祭りに行くと答えたがどこか不安げだった他の部員がタロウに聞くと
「クラスの皆にも声掛けたけど誰も誘え無くて寂しくて一人で行くと毎回迷子になるし…」
肩をすくめ落ち込んでいるタロウを見た部員達やタクトは励まそうと一発祭りのパンフレットを持ち出し地図を円卓に広げ囲むように部員達が群がって屋台を回る順番を賑わいながら決めている所とは別に少し離れた場所で他の部員達が作戦会議をしていたようだったそして当時学園の一発祭りを知らせる雷と火を轟音が学園内に鳴り響きそれと同時に歓声が湧き上がり出した洋楽ともに
祭りは賑わい出したそんな光景に目を輝かせ眺めていると肩を軽く叩かれ振り向くと片手にみたらし団子と巾着袋を持っている書生さんの格好をしたタクトの姿に硬直したタロウが
「どうしたの!?その格好…というか一発祭り行けそうにないとか言ってたのに」
驚きのあまり敬語を忘れてタメ口になってしまい隠すかのように慌ててふたたび質問し直しタクトは答えた
「タメ口で良いよむしろそのほうが落ち着くからこの
格好は俺の私服だよ似合ってる?」
と聞かれてタロウ似合ってると答えタクトは続けて言う
「一発祭りの話をしていた部員達は別に他の部員達が俺がこの祭りに参加出来るように先生達や学園長にお願いして学園の清掃や学食作りを手伝ってくれてね」
あまりの嬉しさに話さ止まらなくなっているタクトを話
を止めるようかのように屋台を回ろうと慌てて誘い連れ
出したのはいいものの忘れてしまいさらに慌てふためくタロウを落ち着かせるかのようにお祭りでお馴染みの
金魚すくいならぬ水龍すくいをオススメされ参加したが
一匹も取れなっかったおまけに全身水浸しになったので
風魔法陣の上に乗り乾かし射的や巨大イカ焼きなど色々な屋台を周り気がつけば一発祭りも終わり時計塔の鐘がなり響き先生達や屋台を出してる生徒達は魔法や異能力で片付け去っていく生徒や先生達はどこか寂しそうに
学園へ戻って穏やかな非日常に戻って行ったと思いきや
また掲示板に新しくポスターが貼られてた
夏だ!海だ!ゴミ狩りだ!青く輝く人魚の泡沫
夏だ!山だ!サバゲーだ!緑にくすみ轟くだいだらぼっち
という海と人魚、山とだいだらぼっちが描かれた派手なポスターが貼られてる横に禍々しい字で
血祭りの宴 戦いと血と闇に溺れし者たちよ集え!!
と書かれ背景は黒く一色に塗られて見る者を不安と悪寒を走らせるポスターを見てタクトは
「これからが忙しくなりそうだ」
そうつぶやき部室に向かうのだった