空を恋しいと思うのは
あなたが住んでいて
きっと私を見ている
そう信じているから

今日は七夕
あなたに手紙を書きましょう

「元気ですか」

カーテンを洗う

柔軟剤の優しい香りが私を包む

なんだか優しい気持ちになる

「おはようございます」

良いことのひとつくらい

有りそうな一日の始まり

青い空と
深い海が
溶け合わないように
私は誰とも溶け合わない

夏を感じる時
あなたを感じる

小麦色の少したるんだ肌
あれから触れることも無く
また新しい孤独の夏が来る

最後の言葉は
「ありがとう」でした
作り話ではありません

そして
優しい優しい
顔をしていました