6/7/2024, 1:57:08 PM
【世界の終わりに君と】
「最期の日は僕と過ごそう」
そんなことを言われたのはついさっき。
まさかあの人からそう言われると思わなかった。
「···これからどうしますか」
「どうするも何も、これで終わるんだよ」
「そうじゃなくて、」
「君と居れればそれでいい」
あの人がそう思っているなんて、全部知ってるなんて何も知らなかった。
「君はこの日を待ち望んでいたんだろう?」
「どうして···」
「君はいつも終わりたいと思っていた」
「知ってたんですね」
「まあね。まあ、君が望んでいたのは“自分”の終わりだったんだろうけど」
いつも望んでいたことが、こんな形で叶うと考えもしなかった。
「そうですけど、最期にアンタといれるなら、もう全部いいんです」
「嬉しいこと言ってくれるね」
これでもう、苦しむこともないし、あんたといれるから、俺の人生にしてはなかなかの最期だった。
“好き”だなんて口にしなくても、アンタは分かってるんでしょう?
6/7/2024, 2:55:58 AM
【最悪】
期待させておいて別の方向を見るあなた
6/5/2024, 4:35:41 PM
【誰にも言えない秘密】
彼の指に唇を這わせ、そっと口づける
それが俺たちの合図
みんなの人気者のアンタが、今は俺だけを見てくれる
普段あんなにからかってくるのに、二人きりの時は蕩けるような目で見つめてくる
彼から与えられる甘い蜜に、また溺れてしまう
だからせめて、優しくして
6/4/2024, 4:07:31 PM
【狭い部屋】
何も変わらないから呼吸ができる
6/3/2024, 3:37:51 PM
【失恋】
色々な感情を教えてくれた彼