無色の世界
中3の頃、体育の時間
僕は怪我で見学してた
皆が笑ってるのを見てた
あぁ、皆と僕の間には壁とかあるんだろうなってひとりで見てた
そしたら気づいたんだ
僕の体を囲うように薄い透明の膜があることに
膜の先には小さなゴミが浮いてた
友だちに話した
親に話した
誰も信じなかった
僕にしか見えてないんだと気づいた
嬉しかった
僕だけの世界がちゃんとあるって思った
思ってたけど
今はもうない
僕は頭がおかしいのかな
別にいいけど
普通なんて贅沢品だよ
僕は普通なんかいらないからいいんだ
みんなに普通をあげるから
僕に皆の異常をちょうだい。
神様へ
僕そっちに行きたいです
汚してしまったものが多すぎて
引きずり込んでしまった人たちが多すぎて
謝りたい人が多すぎて
逃げてしまいたいんです
こんなこと許されない?
そう言うと思ってます
じゃあ死ぬまで頑張るので見ててください
死んだら抱きしめてください
キスさせてください
待っててくださいね♡
これからもずっと現実逃避する毎日が続くんだ
幼馴染のセンスに嫉妬して、
同級生の日常に嫉妬して、
弟の才能に嫉妬する
そんな毎日が続くんだ
居場所はあるのに落ち着かない
相談に乗ってくれる子はいるのに気は晴れない
嫉妬も焦りも無い毎日がほしい
でも嫉妬と焦りがなければ僕はきっと育たないから
この日常が変わることはない。
沈む夕日
夕日って赤とか橙色のイメージが強いけど、
稀に桃色とか紫とか可愛い色の夕日もあるから好き
ゆっくり沈んでいく夕日を見ているのは少し怖いけどね
もしかして桃色とか紫の夕日は夕日って言わないのかな
僕の中では夕日だけど。
大切なもの
僕にとって大切なものは僕の周りの生き物
生き物は僕の友達
生き物は僕の家族
生き物はいつも僕を助けてくれる
生き物はいつも僕に静かに寄り添ってくれる
だから僕の命に変えてでも生き物は守りたい
僕にとって生き物は犬とか猫とか烏とか蛙とか蛇とか蜥蜴とか
命に変えてでも守りたいと思うのは偽善かもしれない
でもそんなこと言ったら僕の感情は全部嘘なんじゃないかって考えちゃう
僕は生き物をうまく愛せない
世話するのを忘れちゃうし躾ができない
可哀想で怒れないとかかわいいこと思ってる
言うこと聞いてくれなかったら苛つくのにね
矛盾してる
だって生き物を愛するって対等に扱うってことなんじゃないの?
僕は気づかないうちに自分が上の立場だということが前提で接してる
それって愛してるて言えない
もう分かんないね
結局人間という立場を利用して言葉を発しない生き物に依存してるだけなんだ
でも愛してるって心の底から伝えられるようになりたいよ
頑張るから見捨てないで。