赤いTシャツ自己主張 灰色スウェット反社的
尖った服に尖った思想
別に良いじゃんって誰か言う
零れた鉢の土
名前も知らない赤い花
隣でカーテンに透かした洗濯物
風で暴れてる
テレビで流すカザマタカフミ
組み足引っ掛ける棚の取っ手
2分でレンチンサトウのごはん
ラップ敷く1枚皿の上にフライドチキン
100均で揃えたコップがまだ割れない
こんなことならもうちょい真面目に選べば良かった
2人乗りの大学生 仕事終わりの会社員
親子で買い出し 4人組男女
流れてく人
黒い座席に腰掛けて
見上げる駅近タワマン
海側の家 最上階
通り過ぎてく
子供の頃遊んでいたおもちゃ屋 今はもう違う店
憧れてたもの 内から覗けば大したことない
照らされてゆくオレンジ白色に顔が
目まぐるしく伸び縮みする影
周りの騒音も 上がってくスピードも
止めないままで
勉強になったと君は言うけれど
次に生かすチャンスなら来ないよ
自慢げに話した黒い車 次の人にもやるんだろうな
高い木が僕ら見下ろして
いつの間にかガードレールに変わってゆく
四年前から見つけていたって何の照明にもならないんです
知らんネタとかありそうだから大層なこと言えないな
あの頃のあれが
どうだこうだって
今の環境が
どうのこうのって
はたから見たら痛いような思い出話ばかり
改名前の活動名だとか
全然売れない黒歴史とか
語った所で明るい気分にならないし
いつの間にかいつの間にかいつの間にか
大きくなってた
いつの間にか君は大人になってた
楽しそうなのは昔から変わらないね
そういや僕も大人になっていた
春が4回過ぎてゆくうちに
僕の周りも僕自身も君も
変わっていったけど
知らない間に何が起こったか
ミーハーな僕は知る由ないから
今だけを
今だけを
ただ見つめてる
その癖もその顔も
変わりはしない
座席バラバラ彼氏面
肌寒い朝 騒がしい昼
思い出した
記憶を消したらまた会えるかな
あの頃とは違うのに
あの頃となにも変わらない気がする
懐かしいと思ったけど
新鮮だとも思った
全部知っているのに
まだなにも知らないふりをした
記憶を消したら会えるかな
雨あがりの空
雪の降った朝
変わらずここにあるもの
君が頑張っているから
僕もそれなりに頑張ってみたよ
君の姿が大きすぎるから
僕はその後ろに隠れたいよ
いつの間にって感じはしないから
そもそも君は良い奴 だから
なおさらおかしな話だよな
君と僕の友情
先輩が言っていた
友情は消費期限があるって
まさかって言って疑わなかったけど
もしかしたらなんて思う今日です
気軽に電話する仲じゃないけど
しようとしても怖くなる今で
来月の予定を聞きたいけど
忙しそうで聞けないな
隣に立ちたいわけじゃないんだ
嘘をつきたいわけでもないんだ
ただ君の前だけでは
良く思われる僕でいたいだけ
涙は出ないし弱音も吐かない
そもそもそんなこと考えなかったのに
食事中に動く箸と口と
初めて曖昧な頭の中
自然に繋がってあるもので
わざわざ確かめもしないもの
気遣いも必要ないよねって
ああそうだよね