小説とか漫画を読む時に、
海外の知らない国とか 個室のご飯屋とか
今の自分が知らない世界を覗いてワクワクすることがある。
白と黒のインクで描かれているそれじゃあ
到底現実には叶わないんだろうけど
もし自分がそこに__
天ぷらの美味しいご飯屋のカウンター席に
海外のアートが張り巡らせた地下道に
_行ったらどうだろうって考える
そんな紙の上の話だったものが、
大人になると現実になる
百聞は一見にしかずってこういうことかあ…
って心の中で納得する
ファンタジーとは違う楽しみ
今は当分お座敷のある居酒屋に行ってみたいなあ
俺は諦め方をよう知っとる。 あー、無理や。これ以上は無駄や。 そうやってどんどん熱が冷めて、なんかもうどうでも良ぅなって、吹っ切れる。 諦めた瞬間はもうなんでもよくて、自分のために悔しがるとかも無くて、ただ自分より悔しがっとる人にちょびっと申し訳ないなと思う。 まあ、しゃあないよな。そういうこともあるし。 ぼちぼち分かってたことやし。 なんとなくどんよりはするけど、心が痛むほどやない。スッキリすらする。 そやけど、俺は今の自分を好きやと言いきれへん。
後悔する必要はない
だってもうなっちゃってんだもん
これからどうするか が大事
そして案外同じ悩みを持った仲間は多い
甘えてもいいんじゃないって先輩の言葉
イマイチ分からなくてジンジャー飲み込んで
頭ん中に浮かんで来る言葉と
先輩の言葉と空っぽになった皿見下ろして黙った
ここは魚が美味しいよ 慣れてきたらワインだよ
知らない世界を知ってる
上から目線でも無ければテキトーでもないアドバイス
耳が痛い
居酒屋から出た外の空気が昼間より冷たい
お疲れ様って言葉いつの間にか 馴染んでいた
青信号 同じ改札 別のホーム
ありがとう あと1週間なんとか頑張れそうです
失礼な態度あったかもしれませんが 許してください
マグロ美味しかったな 唐揚げ美味しかったな
楽しかったな
毎日夜通し電話していたい
毎日飲み屋で酔いつぶれたい
二度と飲まねえって誓ったその舌で
明日も美味しんもんが食べたい
街中のネオンはまだ俺には厳しくて
あー四角い証明書さえあれば好きに出歩けるのに
カラオケオールが出来るようになっただけ大人か
駅の裏手のコンビニでチューハイ買って
隣の棚に友達のオススメ まだ度数高いな
毎日ロックバンドの箱行きたい
毎日好きな子とどっか出かけてたい
行先の選択肢は多くないからさ
それなりに楽しめるとこに行こうぜ
雨が降っても台風来ても 人混みの中に居たい
寂しい改札なんて通りたくない
終電逃したらドラマチックな展開が
なんて2.35:1の中の話だよな
特に特技が無いことが俺の特技なんだ
Spotifyのお気に入りにCreepy Nuts
誰でもいいから俺と朝まで共に過ごしてくれ
俺が身につけた才能はせいぜい
先輩からのテストのツテと
山手線どの駅でどんな奴が降りるか分かること
毎日夜通し電話していたい
毎日飲み屋で酔いつぶれたい
二度と恋しねえって誓ったその口で
明日もあの子に話しかけたい
街中のネオンはまだ俺には厳しくて
目が痛くなるようなドン・キホーテの看板と
ごった返す人の波 治安悪いけど心地いいな
明日は駅で
「今なに聞いてますか?」って
インタビューそろそろ受けれるかな
明日は駅前で
どんな人が路上ライブやってるかな
明日もどこか楽しいことに生きていたい