迷走"ハムスター"

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9/27/2023, 4:35:50 PM

ー通り雨ー

 
「 愛しい人、さようなら。 」
去り行く彼の後ろ姿に、心はどんよりと。

「 どうしたんです、泣いているお嬢さん。 」
うつむいた顔を上げると、運命の人に心移り。


ざっと雨降らす雲が去るのは早く、残された青い空には
さんさんと輝く太陽が現れるものね。

9/19/2023, 5:13:38 PM

「ここならいいか。」

彼を担ぎ、慎重に歩く。追われる身ではあるが、負傷した彼を休ませるため洞窟に入る。日は射さないが、一時しのぎにはちょうどいい場所だった。

兵服を丸めて置いて、彼の頭をそっとのせる。彼の体が冷えないように自分のマントを上からかけ、ぴたりとくっついて横に座る。

見下ろした彼の無心の寝顔が、いつか本当に彼が目覚めない日を私に想像させ身が震える。彼の顔におもむろに手を近づけ、優しく頬を撫でる。指先に伝わる熱が愛おしくて、惜しい。

つかの間の休息が終われば私たちはまた戦いに行かなければならない。こんな状況なのに、私は今この時が永遠に続けばいいと願った。

                 『想いは永遠に』

9/18/2023, 3:49:49 PM

夜23時。いつもは眠いけど今日は違う。

昼間に干しておいたふかふかのお布団で二人、向かい合って横になる。あなたの綺麗な顔を見つめていたけどどうしてか気恥ずかしくて寝返りを打ったのは、あなたがいない壁側。くすり、と笑われちゃったね。

あくびが出ちゃいそうな時間でもあなたがいるなら何だか寝れない。

8/13/2023, 12:18:04 AM

‘私の朝’

夢は正直だ
普段隠れて自分でも見えない
私の心を写し出す。

朝は希望だ
朝日は明るくて私の心を軽くする。

いつもと同じ朝なのに。

今日から1から頑張ろう。

4/21/2023, 3:18:46 PM

端的に言うと、フラれた。そこにはたくさんの事情があった。仕方がなかった。それでも,その全てのことが頭から抜けるというか、意味のないもののように感じていた。その事実から来る悲しみだけが体中に染み渡っている。

その湿りが溜まりに溜まって、溢れる雫となって瞳から出ようとしている。とても辛い。でも泣きたくはない。上を向くと雫は落ちない。

「大丈夫…!」強がりはいつか本当に変わっていく。

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