梅雨
気が滅入る雨。そう言われがちだが、よく見れば良いこともある。まず、あじさい。日本は青いあじさいがよく見られる。心が安らぐ気がする。次に、雨の音。室内にいるときの雨の音は、とても優しく、心地よい。気が滅入るより、落ち着くのほうが梅雨にあっていると思う。
無垢
何を持ってして無垢とするのか。無垢とは垢が無いと書く。赤ん坊は無垢だとよく言われるが、それは赤ん坊がまだ何も知らず、ただ純粋に好奇心のみで動くことができるからであろう。中学生くらいまでは無垢だ無垢だと言われる。これは本当に大人にならなければ分からないことであるが、本当に無垢なのである。何にもまだ染まらない時期であり、考えが新しく、前例にとらわれなかったりする。
一方で私たちは、ある程度の知識、経験に基づいて物事を考える。そのことによって斜に構えてしまったり、行わないうちからはなから出来ないなどと言って結局は前と同じような考えに至るのである。
私は無垢とは、知識不足で、でもだからこそ新しい考えのできることを指すのだと思う。
終わりなき旅
「人生は終わりなき旅である。」誰が言ったのかは分からないが、格言らしい格言である。だが私はそうは思わない。結局のところ、終わりというものは誰かが決めるものであって、人生の何を持って終わりとするかはその人生を生きている個人が定めるのである。永遠だと言うならば永遠だし、小さな目標一つ一つがゴールだとするならば、その一つ一つが終わりなのだろうと思う。それは個人が決めることであって、人が勝手に終わりがないだのなんだの言えるものではない。自分が生きやすいように、気楽でいられるように、ゴールを定めるのが良いと思う。言うなれば「人生は終わりを探す旅である。」
半袖
5月にも関わらず暑い日々。TVには半袖でインタビューを受けている人が、またその後ろには半袖で扇風機を持って、日傘を持って歩いている人々が映る。私の地域ではまだ半袖が少し目立つくらい長袖のままの人がいる。この地域差がまた、同じ国の中でも違うものだなぁと面白く感じるのだった。