優しさ
何も言われないことが
見守られてると思うか
見捨てられたと思うか
その関係性が織り成す
無言の距離感を測る
沈黙の安心感なのか
逃げたくなる無言か
向かう道の行き先に
あなたとどうあるか
信じれるかどうかで
きっと答えは変わる
何も言われない信頼
何も言われない不信
同じことされて違う
この感じ方がきっと
あなたとの距離感と
優しさの証明かもね
ミッドナイト
真夜中の沈黙
求めた答え
相反する反応
そこに横たわってみる
決して明日を
諦めたわけじゃない
こうして沈黙を
身体中で感じて
出てこない答えを
自分に問いかけてる
それでも答えは
きっと出てこない
それでもいい
いつも向き合うことから
逃げてきていた
自分自身への
問いかけを
きっと今やってるんだ
わかっているようで
全然わかってない
本当の心の深淵を
真夜中の闇に寄せて
きっと確かめてるんだ
まだ見ぬ明日へ
どんな気持ちで
迎えようか
逆光
たぶん見る方向の違いだろう
こちら側からはいつも逆光で
見るもの全てが眩しく目映い
みんなから見たら単なる影で
そこにいても気づかれぬ存在
こんな生きづらい世界なんて
口にしたところで変化はなく
より影っぽい人を見つけては
目映いつもりになって悲しむ
世の中の摂理とはそんなもの
そう思って諦めかけていた夜
月を見上げて少しわかったよ
影にもなるし目映くもなると
私の光の照らし方をさがして
私自身が動くことの意味深さ
ここで止まっていたらなにも
変わらない自分に気がついて
自分の足で歩いて光を照らす
光をいつも逆光と思ってきた
私の気持ちがすでに負けてた
今はもう大丈夫だから目映く
光も影も全てに気づける私に
こんな夢を見た
探し物を
見つけに行ける自由
見つからなくても
帰れる場所がある安心
それに気づくまでの旅
探してたものは
実はすぐ傍にあった
1周回ってから気づく
ここまで来るのに
届かない思いと
なぜに歩くかを
ずっと問うた日々
いろんな不安と
傷を負って再び
ここに戻ってくる
そうしてまた
明日を迎える
こんな夢を見て
また朝を迎える
閉ざされた日記
本棚の2段目の端っこ
表紙に何も書いてない
忘れ去られたノートは
今は開かれることなく
静かに存在を消してる
それは閉ざされた日記
あの日から捨てた記し
何もかもをなくした日
そこまでのことを残し
それからのことを白く
心の中にだけ残してく
忘れたように扱っては
心の中にだけは鮮明に
忘れたくないと抱いて
消せずにいる私がいる
何が正しかったのかは
今もわからないままで
中途半端な気持ちから
ノートを捨てられない
心の揺れと本当の思い
知りたいからまだ残す
あの時の大事な思い出