Open App
10/24/2022, 10:40:33 AM

行かないで


時間という道の途中
この道をずっと歩き進むか
この道が勝手に後ろへ行くのか
どちらにしてもここに
とどまることは出来ない

どこへ着くのか
この場所に
着いてる足から
大地の強さを感じて
今ここにいるを知る

このままにしたい永遠は
心の中にしか残せないから
人は思い出を
ずっと大切にしている

それすら手放そうと
思い決めた時
行かないでの声は
ずっと道の後ろから
叫び振り返らせるように
大きな声で心に届く

過去を全て捨てて歩む
明日には後ろの道は
消え去ってしまうから
リセットは1度だけ

行かないでと
幾度も叫びは聞こえてる
まだ間に合うから
ゆっくり振り返れば
思い出はしっかりと
あなたを笑顔にする

そうすればきっと
今までの道を捨てず
この道をまた前へと 
歩む気になれるから

10/23/2022, 1:24:21 PM

どこまでも続く青い空


どこかへ行きたいと思って
どこかへ消えたいと思って
辿り着いた先は海だった
急に開ける海空の青

いつも下ばかり見て
歩いていたから
どこまでも続く青い空に
思わずハッとした
いつからだろう
空を見なくなったのは

なにもかもを諦めて
行く宛がないと
迷い辿り着いた先に
こんなにも素晴らしい
景色が待っているなんて

引き寄せられたかな
そう思うと少しだけ
笑えてくる

まさかここまで来て
笑う自分に会うなんて
波に消してもらおうと
そんなことすら
思っていたのに

青空は思いを見透かして
優しく慰めてくれた
だからもう一度
この空を見上げて
微笑んでみた

10/20/2022, 5:24:14 AM

すれ違い

さまよい、ふれあい、すれ違い
そうして人は繰り返していく
何が正しいとか間違いだとか
そういうことではなくて
その時々の感情に寄り添い
考え、動いて、巡り合う
時には一緒に道を進み
時にはすれ違い離れる
それでもまた一緒になるなら
たぶんそれは必要なこと
すれ違いはまた会う日までの
じゃあまたね

10/17/2022, 12:34:44 PM

忘れたくても忘れられない


ふと手にした写真
手を引くその力も
後ろからかけられる声も
あの頃のふたり

しめつけられる感情と
切なさが混ぜあって
またやってくる感覚が
私を振り返させる

忘れたくても
忘れられない
会いたくても
もう会えない

思いと現実は
逆行してばかり
込み上げる感情の
行き先なんかないのに
何も知らないように
またここにやってくる

行き先がないのに
追いかけていきたい
それをとどまれるだけ
大人になったのかな

私の持つ意味を
私自身が押し返す
成長という名の臆病
結果を予想できないドキドキに
期待しなくなっていた

苛立つほどの悲しさを
あの頃のふたりは
知らないように
手を取り合って
笑っている

10/15/2022, 10:30:08 PM

鋭い眼差し


はっきりと
分かりたいからこそ
真っ直ぐ見ている
深い深い霧の中
生き方にもがく姿
晴れることがないから
より鋭い眼差しで
見えない生き方を探す
確信のない答え
成長は考え方を進化させ
考え方は常に新化する
無限の選択肢は
返って行動を迷わせる
誰も信じられなくなると
自分の殻にこもるから
さらに霧の奥の方へ
迷いに迷う深海の闇
溺れていく感覚は
間違いじゃない
それでも答えを
導くしかない
どうすればいい
心がぐるぐるしている
進んでいく道を
照らす光はない
さらに鋭く
前と思う先を
見つめていくしかない
光の照らし方を
知らない者の
悲しき眼光は
なぜか鈍く力ない
自ら作る霧の理由を
晴らす方法すら
知らないのだから

Next