10/6/2024, 9:46:52 AM
星座
午前二時に目が覚めた
草木も眠る丑三つ時というだけあって昼間とは違い辺りは静寂に包まれている
なんとなくそのまま寝る気にならなくて窓に顔を寄せた
目に入ってきたのは満天の星空
きれいだな
でも星座の一つも知らない私にはそれ以上の感想は出なかった
次にこんなふうに目覚めた日には星座の一つでも覚えておきたいなそう思いながら布団に入って目を閉じた
10/4/2024, 7:42:05 AM
巡り会えたら
最後にしよう最後にしようと思っても手が伸びてしまう
一度心にポッカリと空いた穴は代替品では埋められない
そんなことはわかってる
けどもう一度もう一度と手を前に伸ばした
もうここにはないことはわかってるのに…
そうがっくりと肩を落として諦めようとしたとき
「ああ…やっと巡り会えた」
少しずつ自分の元へ進んでくる
その姿は光り輝いてる
やっと手に入れることができた
目玉商品のネギがたっぷりのったイワシの寿司
心に空いた穴が埋まっていく
私は満足して店をあとにした
ごちそうさまでした
10/2/2024, 9:36:52 AM
たそがれ
部屋の中が茜色に染まるとき
今日起きたことをゆっくりと振り返って
明日の思いを馳せる
10/1/2024, 5:43:07 AM
きっと明日も
あいさつさえ出来なかった
教室のドアを開ける前にあんなに予行練習したのに
目が合うと頭の中で考えてたことがどこかに行っちゃって
ただ顔が赤くなることしかできなくなっちゃう
きっと明日もこうかもしれない
でもそうじゃないかもしれない
明日はドア開ける前に深呼吸でもしてみようかな?
9/30/2024, 9:41:57 AM
静寂に包まれた部屋
廊下からの光がかすかに辺りを照らす
外の騒音も遠くに聞こえる
体育座りで部屋の隅で存在を消しながら
この世界に私だけしかいないみたいだと思った
私しかいない部屋でただ心臓の音と呼吸音だけが響いてる