風のいたずら

軽く閉められたドア、窓の外にはふわふわと落ちていく雪、
冷えてしまった部屋を暖めるストーブ
どれもあの時のままなのに君だけがいない
またあのドアがひとりでに開いてくれたらいいのに…




あなたのもとへ

今日もあなたのもとへ歩みを進める
さて今日はどんな事を教えてくれるのでしょうか
そう心の中で唱えて新聞を開く
そうして私の1日が始まった

そっと

なんて声をかけるていいかわからないから声をかけることはできない
ただ寝ているあなたの肩に上着をかけることはできる
それで少しは楽になってくれればいいのに

セーター
セーターを着て海を見に行く
冷たい風が肌に突き刺さる
冷たい風を体で感じて季節が変わったことを知った