めぐみ

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3/25/2024, 10:57:27 AM

「好きじゃないのに」

好きじゃないのに

その言葉に合わせていたわたし

好きじゃないのにから

好きだったと気付いた時には

貴女はわたしから去ってしまった。

好きじゃないのにではなかった。

好きになるのが、ただ怖かっただけで

それを隠す為に自分に言い聞かせて居たの

本当は好きです好きで大好きでした。

めぐみより

3/25/2024, 5:52:41 AM

「ところにより雨」

私の心から零れ落ちた涙が

雨の雫になり、貴女へ降り注ぐ

ところによりなんて|曖昧《あいまい》な

|雨《おもい》じゃない!

今は嵐の様に貴女へ降り注ぐ!

早く私の元へ戻って来てと!

貴女はその|雨《おもい》に

気付いてないの?

もし、貴女が気付いた時は

ところにより雨から

ところにより晴にかわります。

早く曖昧な心から

注ぐ太陽になり

晴れなるでしょう。

私はいまでも

ところにより雨

めぐみより

3/22/2024, 3:27:24 PM

「バカみたい。」

あれから何年経ったのかな?
もう忘れかけていた。
秋になるとふと、あの日の事を
思い出さずには居られない。
何度も忘れようと、心に決めたのに
どうしても忘れられずに、五年の|月日《つきひ》が
流れてしまった。

鹿島先生
サイン会のお時間ですよ。

はい、分かりました
今、行きます。

そうわたしは
やっと初版本の「牡丹の香り」で
夢だった作家デビューをしたのでした。

そして今日はその初版本の発売日
待ちに待ったファンとのサイン会
少し緊張してるけど、人前に出るのは
やっぱり恥ずかし。
思いっきり深呼吸をしてから
サイン会ブースへ向かう。
大勢のファンからの歓声と初めて
わたしを見る驚きの声

書店の人達と担当出版社の挨拶が
終わりいよいよ、ファンと対面し
買って貰った本にサインを書き
ファン一人一人にメッセージを書き添える。

そして大学生ぐらいの女の子と目が合った。
その子の順番がやって来た。
その子はじっとわたしの顔を見て
眼からは涙が零れ落ちていた。
わたしは大丈夫ですかとその子に解きかけた。

その子はつぶやいた。
やっぱり
あの日のままの優しい声だ。

えっ?わたしはどこかで見た様な?
気のせい?あの子に似てるけど
あの時に見たあどけない感じと違い
少し大人びて見えた。

あの日のままの優しい声?えっ?
わたしの事を知ってるのですかと尋ねると

その子は
忘れてしまったのねと
答えた。

わたしは
そうサインをしなくっちゃと
その子の本を受け取り
サインを書いて、何かメッセージを
書きますけどと
尋ねたら。

その子は
それならこう書いて下さい。
突然消えたのを許して下さい。
春菜の事を今でも愛してます。

わたしはビックリしたのと同時に
今、別れた春菜ちゃんが
目の前に居る事に
頭の中は真っ白になり
涙が自然にぼろぼろと溢れ
春菜ちゃんの顔をまともに
見られなくなっていた。

震える手で
メッセージを書き添える。

ごめんね。
許して下さい。
バカみたいだけど
わたしは今でも春菜ちゃんの事は
忘れてはいません。
好きって言う気持ちも
あの日のままです。

ふと目を上げると
春菜ちゃんも泣いていた。
わたしわたしも
バカみたい
もっと素直になっていたら
貴女はわたしわたしの前からは
消えなかったよね。

ほんと
バカみたい。

めぐみより

3/21/2024, 12:49:56 PM

「二人ぼっち」

ずっと一人ぼっちで居たわたし
それに慣れていたのに、いつの間にか
隣には、貴女が居る様になり
知らず知らずのうちに、それが当たり前に
なり、
何をするにもいつも一緒に行動して、
同じ事を考え
同じ事で笑ったり泣いたりする様になり
あれ?
これってもう
わたしは一人ぼっちじゃぁないよね?
二人ぼっちだよね?

いつも居ると思って居たけど
ある日突然
貴女は居なくなった。
わたしが悪いのかな?
うん
違う!
わたしから離れて行ったんだ!
いつも居るのが当たり前だったのに
それが当たり前じゃなくなった日から
わたしは気付いてしまった。
一人ぼっちより
二人ぼっちの方が
楽しかったなってね。

悪いのはわたしなの?
それとも貴女?
それが運命だったの?

なら運命を変えられる方法は
あるの?
あるのなら
教えて下さい。

二人ぼっちに戻れる
方法を・・・?

今はわたしは
また、以前の一人ぼっちです。

めぐみより

3/20/2024, 11:46:00 AM

「夢が|醒《さ》める前に」

あれは夢だったのかな?
違う夢なんかじゃない!
だって貴女は現実にいたでしょう?
夢や幻なんかじゃない。
一緒に泣いたり笑ったり怒ったり
話したり。
毎日、貴女を感じていたし
とても夢なんかじゃない。

もしかして平行世界から
やって来たの?
なら、その平行世界から
この世界へどうしてやって来たの?

えっ?
わたしを確認しに来た?

どう言う事なの?

平行世界のわたしは
こちらの世界のわたしと
何処が違うの?
平行世界のわたしと
現実世界のわたしは
同じって?
じゃ〜平行世界の貴女は
わたしとどう言う関係なの?
お互い愛し合っていたと言うの?
ほんとに?
とても幸せに暮らしていたって♡
だから現実世界へ確認しに来たって!

だけど、現実世界では
わたしが突然
貴女の前から消えてしまった。

でも、今はこうして
会話をしてるよね。
わたしが突然、消える事のど
考えられないと思わない?

近い未来に
わたしが貴女の前から消えるって!
それを変える為に
この現実世界へやって来た。

そうなら
貴女はこの現実世界では
二人存在するよね。
それって良くないんじゃないの?

それは大丈夫って
よく分からないよ?
わたしの夢の中に居るから
現実世界の貴女とばったり合う
事は絶対、有り得ない。

ならさ
平行世界と同じするのは
良くないと思わないの?

それも大丈夫だって?
平行世界は色んな伏線がある中で
同じ事をやっても何処かで分離するから
現実世界とは別な世界って事?

じゃ〜夢の中のわたし達は
どうする気なの?

えっ?
わたしが貴女の前から消えない様に
軌道修正をするって?
そうすると、平行世界と現実世界が
一つのなり夢が幻でなくなり
現実世界へと変わる。

それを変えるには
夢が醒める前に
やらないと変えられない。
だから、今こうして
夢の中でわたしが消えない様に
する。
そうすると、二人は永遠に
結ばれる。

めぐみより




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