「夢が|醒《さ》める前に」
あれは夢だったのかな?
違う夢なんかじゃない!
だって貴女は現実にいたでしょう?
夢や幻なんかじゃない。
一緒に泣いたり笑ったり怒ったり
話したり。
毎日、貴女を感じていたし
とても夢なんかじゃない。
もしかして平行世界から
やって来たの?
なら、その平行世界から
この世界へどうしてやって来たの?
えっ?
わたしを確認しに来た?
どう言う事なの?
平行世界のわたしは
こちらの世界のわたしと
何処が違うの?
平行世界のわたしと
現実世界のわたしは
同じって?
じゃ〜平行世界の貴女は
わたしとどう言う関係なの?
お互い愛し合っていたと言うの?
ほんとに?
とても幸せに暮らしていたって♡
だから現実世界へ確認しに来たって!
だけど、現実世界では
わたしが突然
貴女の前から消えてしまった。
でも、今はこうして
会話をしてるよね。
わたしが突然、消える事のど
考えられないと思わない?
近い未来に
わたしが貴女の前から消えるって!
それを変える為に
この現実世界へやって来た。
そうなら
貴女はこの現実世界では
二人存在するよね。
それって良くないんじゃないの?
それは大丈夫って
よく分からないよ?
わたしの夢の中に居るから
現実世界の貴女とばったり合う
事は絶対、有り得ない。
ならさ
平行世界と同じするのは
良くないと思わないの?
それも大丈夫だって?
平行世界は色んな伏線がある中で
同じ事をやっても何処かで分離するから
現実世界とは別な世界って事?
じゃ〜夢の中のわたし達は
どうする気なの?
えっ?
わたしが貴女の前から消えない様に
軌道修正をするって?
そうすると、平行世界と現実世界が
一つのなり夢が幻でなくなり
現実世界へと変わる。
それを変えるには
夢が醒める前に
やらないと変えられない。
だから、今こうして
夢の中でわたしが消えない様に
する。
そうすると、二人は永遠に
結ばれる。
めぐみより
平凡な毎日
ルーティンで始まる朝
慌ただしい街
そんな平凡な日常に
突然、貴方は現れたの
押し潰されそうになる
満員電車の中で、いつも
同じ時間に乗って来る
可愛い女子高生
遠目でわたしもあんな時が
合ったなって何時も観ていた。
ある日の朝に
その子が突然、わたしに
「おはようございます」と挨拶を
する。
わたしはびっくりして
その子にお返しに
「おはよう」って答えた。
その日から
土日を除く毎日
その子は挨拶をする様になった。
そして何気なくわたしの隣に
居る事が多くなり満員電車の中
押し潰されそうになりながら
その子と数十分、過ごす時間が
何となく楽しみになっていた。
ある日、わたしは体調を壊し
会社を休んだ、その翌日に
何時も電車に乗ると、あの子が
血相《けっそう》かいて、わたしの
傍に駆け寄って来て、
「おはようございます」の後に
涙目に
「もう会えないと思いました」と
言ってきた。
わたしは事情を話すと
わたしの体調を気にしながら
その子はわたしに告白をしてきた。
「好きです。1年生でこの電車に乗った時から
ずっと貴女の事を見てました。
彼氏さんはいるのですか?居ないのなら
わたしわたしと御付き合いして下さい!」
わたしは突然の出来事にびっくりして
「でも、わたし達は女の子同士だよ。」
その子言った。
「人を愛するのに性別は関係ないのです。」
わたしはその子の純粋無垢な眼差しに
心を奪われてしまい。
その子の愛を受け入れた。
二人の関係が今後どのようになったから
ご想像にお任せします。
ただ、初めてカラダを許し
キスをした時の
胸が高鳴る気持ちは
今もあの日のまま
時を経て
わたしはいつもの日常へ
戻り
あの熱い
胸が高鳴る思いを
胸に残し、忙しい日々を
暮らして居ます。
でも、その思いは
いつまでわたしの心の中に
残り続けるでしょう。
めぐみよりふ
「泣かないよ。」
貴女はいつもわたしの前では
決して弱い自分を見せてくれなかったよね。
いつも笑顔で皆に優しく接してくれて
嫌な事が合っても、笑顔で笑いに飛ばして
見せてくれたよね。
そればかりか、わたしの事をいつも気遣って
くれて、励ましの言葉をくれたよね。
わたしはいつも言葉に甘えて居たけど
本当は知ってたよ。
貴女の弱い自分を隠していた事をね。
何で言ってくれなかったのかな?
わたしでは力不足だったのかな?
頼りないから?
そんなの悲しいよ。
一人で抱えないで、悲しい事があったら
わたしにも分けて下さい。
そうしたら、悲しみは半分になり
少しは気が楽になると思います。
|辛《つら》い時は一緒に泣こうよ
泣いてもいいじゃない?
わたしを信じて下さい。
わたしも貴女を信じます。
約束だよ。
お互い強くなったら
今度はねっ!
悲しい涙では
泣かないよ
今度は嬉し涙で一緒に
泣こうね。
泣いた後は、きっと笑顔に
なれるから。
めぐみより
「怖がり」
人生には大きな分岐点があります。
その分岐点で迷う事もあります。
でも、自分を信じて突き進むのも人生
もし、傷ついてボロボロになっても
貴方を暖かく迎えてくれる
わたしがいるじゃないですか!
だから、迷わす。
選んで進んで下さい。
進んだ先には
きっと笑顔の姿の貴女が
待っています。
怖がりな心を
捨てて
未来の貴女に会いに
行きましょう♡
めぐみより
遠い昔
とある国の王子と
夜空の星の国のお姫様に恋をする物語
恋は叶う訳もなく、二人の仲を
引き裂かれてしまう。
引き裂かれた星のお姫様は
星の国から弾き飛ばされてしまう。
星のお姫様は深い悲しみとなり
流れ星へと変わり
やがて、輝きを失い消えてしまう運命
星のお姫様は消えそうになる前に
一つだけ願いを星の国の王様に告げる。
お姫様は消える前に星の|雫《しずく》に
変えて欲しいと頼み
星の国の王様はお姫様の願いを
聞き入れてくれた。
星の国のお姫様は
星降る|湖《みずうみ》へこぼれ落ち
いつしかその星降る湖は
悲しい星の国のお姫様が流した涙の湖として
今でも星降る湖には夜空から流れた
星たちが、お姫様が寂しくないようにと
星が溢れる
湖として語り継がれる悲しい
お姫様の物語でした✩.*˚
めぐみより