金木犀

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10/16/2024, 1:59:37 PM

 やわらかな光

10/15/2024, 2:29:04 PM

 鋭い眼差し

 雪山に銃声が鳴り響く。あと何人殺せば、この地獄から抜け出せるのだろうか。

10/15/2024, 1:58:09 AM

 高く高く

 君は飛んだ。蝋の翼で、自由に、太陽を目指して。
 私はそれを下から見上げる事しかできなかった。遠ざかる君が眩してくて、私は思わず顔を顰める。恐ろしくて、寂しくて堪らなかった。君がいなくなってしまうのではないかと。
 溶け始めた蝋が、私の頬を涙の粒のように伝った。やがてそれがボタボタと雨のように降り注いで、呆気なく君は墜落した。
 壊れかけの玩具のように呼吸する君を抱きかかえ、心の底から安堵する。もうどこにも行かないでと。
 やがて蝋は冷えて固まり始めた。

10/2/2024, 2:55:25 AM

 たそがれ

 授業終了のチャイムが鳴った。荷物をまとめて教室を出ていく友人に手を振り、私は椅子に背中を預ける。天井を見上げてため息をつく。特別な理由もなくただ居残るのが何故か日課になってしまった。

9/16/2024, 11:57:23 PM

 空が泣く

 もう

「空が泣く」と君。
「空が泣く?」と私。
 雨でも降るのだろうか。と考える私の想像力はこの程度で、君の考えていることが理解できないのが悔しい。
「どういうこと?」と素直に訊くと、
「雨が降るんだ」と君は空を見上げる。
 その日は結局雨は降らなかった。
 何で今そんな事を思い出すのかというと、

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