空が泣く
そこにいるのが当たり前のように照らしてる
夏は強く激しく
冬は優しくじんわりと
いつも変わらず照らしてる
そんな君の顔に表情をつけるとしたら、ほとんどの人は笑顔を書く
それほど君はいつも明るく笑ってるイメージなんだ
そんな君にも泣きたい時はあるだろう
私もそう、みんなそう
つい我慢してしまうけれど、一人になれば泣いてしまう
今にも泣きそうな空
雲に隠れて
何処かで泣いてるんだろうか
いっぱい泣いていい
無理に笑わなくていい
今度は私達が変わらず待っている
どうせ君なしではいられない弱い存在なんだから
end
君からのLINE
来る来ない
来る来ない
見なきゃいいのに
分かってるのに
気になって
見たくて
見たくてたまらない
見なきゃいいのに
見てため息
あぁ眠れない
電話しようか
そうしよう
いや待て
ダメだ
AM2:40
明日も早い
寝なきゃマズイ
昼から会議
寝たらどうしてくれんのよ
来るわけない
君からのLINE
「会いたい」なんて
打つんじゃなかった
end
命が燃え尽きるまで
平安貴族の男女の恋愛は表に出せない感情を歌にしたためて送り合うものでした。
ですが、どー見てもしたためる、と言うよりは露わにした感じ。
今でいうラブレターですが、こんなにも情熱的なのかと。
こんなのが届いた日には好きが増すばかりでしょうね。
例えば、男性から女性へ送った歌で有名なのが
君がため
惜しからざりし
命さへ
長くもがなと
思ひけるかな
(あなたのためなら惜しくはなかった命なのに、あなたと逢えた今、長くありたいと思ってしまった)
こんなラブレターもらったら私なんてすぐメロメロですよ。(チョロいですね)
女性から男性への歌は
あらざらむ
この世のほかの
思ひでに
今ひとたびの
逢ふこともがな
(私はもうあの世に行くかもしれません。せめてもう一度だけあなたに会いたい)
モテ女和泉式部の歌です。(さすがですな)
お題を見て私もあれこれと願望は思いつくのですが、今思い浮かぶのはこれ。
命が燃え尽きるまで、誰かを愛し愛されてみたい。
こんな恥ずかしいこと、いい歳して何言ってんだ?とか言われそうですが、こんなこと現実にはあり得ないでしょうから、ここに書くだけにします。お許しを。
(歌にしたためるほどの文才はないので)
内緒にしてくださいね。
end
夜明け前
悩んで眠れず迎えた夜明け
貴方と共に迎えた夜明け
わくわくして迎えた夜明け
許せない思いで迎えた夜明け
お別れを迎える夜明け
出発を誓った夜明け
一生のうちに迎える夜明けはどれくらいあるんだろう
泣いていても、笑っていても
夜明けはゆっくり
照らしてくれる
end
本気の恋
それなりに恋をしてきた。
それは本気の恋だったか?と問われると、わからないとしか答えられない。
私がしてきた恋愛は、自分都合主義の恋だから。
今考えると、お相手様はさぞかし、しんどかったことだろう。いらだったことだろう。
当の私と言えば、楽しかった思い出がほとんどで。
そりゃそうだ、お相手の都合、心情を一切汲まない自分都合主義の恋なのだから。
それでも、つきまとう不安や
渦巻く嫉妬心に悩んだ。
誰かに取られてしまうんじゃないかという焦りや、相手が自分と同じくらいの熱量がないと感じた時の怒りも味わった。
相手を好いているからこそ抱く感情だ、これこそが恋なのだと思い疑わなかったが、これは勘違いだったように思う。
今思えば、自分勝手な恋愛ごっこをしている間抜け女子だ。
ただ結局、この歳になっても正解はわからず。
自分勝手な恋でさえ、あれこれ疲れる。
本気の恋なんて考えただけで空恐ろしい。
本気の恋なんてする気力もない。
本気の恋なんて、死ぬまでに1度くらいはしてみたい。
end