命が燃え尽きるまで
平安貴族の男女の恋愛は表に出せない感情を歌にしたためて送り合うものでした。
ですが、どー見てもしたためる、と言うよりは露わにした感じ。
今でいうラブレターですが、こんなにも情熱的なのかと。
こんなのが届いた日には好きが増すばかりでしょうね。
例えば、男性から女性へ送った歌で有名なのが
君がため
惜しからざりし
命さへ
長くもがなと
思ひけるかな
(あなたのためなら惜しくはなかった命なのに、あなたと逢えた今、長くありたいと思ってしまった)
こんなラブレターもらったら私なんてすぐメロメロですよ。(チョロいですね)
女性から男性への歌は
あらざらむ
この世のほかの
思ひでに
今ひとたびの
逢ふこともがな
(私はもうあの世に行くかもしれません。せめてもう一度だけあなたに会いたい)
モテ女和泉式部の歌です。(さすがですな)
お題を見て私もあれこれと願望は思いつくのですが、今思い浮かぶのはこれ。
命が燃え尽きるまで、誰かを愛し愛されてみたい。
こんな恥ずかしいこと、いい歳して何言ってんだ?とか言われそうですが、こんなこと現実にはあり得ないでしょうから、ここに書くだけにします。お許しを。
(歌にしたためるほどの文才はないので)
内緒にしてくださいね。
end
9/14/2024, 11:26:26 AM