平穏な日常
おかげさまで、野良猫同然の日々を過ごさせてもらっております
いや、いつだって寝てるイメージの野良猫だけど 実は縄張り争いで、いつ現れるかわからない敵を牽制する過酷な日々を送っているのかもしれない
「ただの野良のお前と一緒にしてくれるな」
と言われそう
さて、人間の野良は【なまけもの】
って呼ばれています
毛むくじゃらでゆっくりとしか移動できないあの方達が出てきますね
あちらのテリトリーが木の上であるなら、私のそれは何10年と使い古したソファでしょうか
ええ、軽めの毛布もきちんと用意しておりますとも
いつでも寝られるように戦闘体制は整っています
そう言えば【なまけもの】って
英語では「アイドル」と言うらしいですね
と言うことは、身近にいる会いに行けるアイドルとは私のことでは?
帰宅して、冷ややかな目でこちらを見ている主人と読んでくださるあなた様に怒られそうなのでこの辺で失礼します
心の底からごめんなさい
end
愛と平和
愛をAIと書いても違和感なく読めるようになった昨今
AIが今よりもっと進化して 家庭に一台と言われるくらいロボットが普及したら平和は保たれるだろうか?
今や戦争すら デジタル化しているらしい ドローンなんてまだ可愛いものなんだろうな
とりあえず世界のことは手に負えないので 話を元に戻そう
我が家にロボットがいたら
重たい洗濯物や買い物かごを運んでもらう
掃除も全部やってもらう
料理全般任せる
ふと思った
あれ 私必要か
これではロボットに立ち位置奪われてしまのでは?
まずいぞ
世の中の仕事がAIに奪われると言われているが、我が家の中でもそれが起きるとは予想外だった
なんか焦ってきた
夫は間違いなく私よりロボットを選ぶだろう
料理の味付けくらいはしようか
買い物かごも少しくらい持ってやる
洗濯物だって全然持てるし
え こうやってロボットに対抗心を燃やす日々が続くと言うのか
困る
よって
AIと平和は成り立たない
以上です
end
過ぎ去った日々
自分の過去を振り返った時
ついつい微笑みが溢れてしまう人
懐かしさから涙が流れる人
悔しさに拳を握る人
ああすればよかったと後悔に肩を落とす人
それはそれは人様々でしょう
願わくば私は、どこかの肖像画に描かれるような「淑女の微笑み」を浮かべたいと思う
とは思うのだが
苦虫を噛んだあとのような表情になってしまうのは何故だろう
過ぎ去った日々で現在は出来ているのは間違いなく、それらは逆立ちしたってどうにもならない
なので、特技の開き直りの術で
苦虫を味がなくなるまで噛んでみようと思う
その後は当然
決して省みることはしないでしょう
こんな人生いかがですか
end
お金より大事なもの
とは言いますが
これって難しい
結局お金あってこそだと思ってる
血も涙もない女ですよ
承知してます
愛とか家族友情とか言えば可愛いのにね
それらは離れると思ってる
いとも容易く
強いて言うなら
健康かな
だからトレーニング通ってる
月謝払って
ほらね
おかね様あってこそだわ
こんな女に誰がした
泣end
月夜
私とあなたが会うのは
ほの暗い
こんな夜
目をつむっても
触れなくてもわかる
私とあなたの鼓動が重なる瞬間
時を止めてみせましょう
私のとっておきの能力
月夜の秘密
end