あなたは誰

「あなたはだあれ？」
「わたしは……わあ！このことにているわ！」
鏡に指を指してそう言う。
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しばらくして、少女が口を開く。
「このこ、へんね。わたしとおなじうごきをするわ。」
首を傾げてそういう。
「もうひとつへんだわ、ここはわたしのおうちじゃ…」

私が彼女の病室に入ると、記憶喪失の少女は私を見た。

手紙の行方。

とある一通の手紙を出そうと外に出た。
外に出た瞬間、風が強く思わずパッと手を離した。

時間よ止まれ

あなたは時間が止まって欲しいと祈ったことはある？
私はもちろんある。
例えばテストの時間が足りなくて考える時間をつくりたい！と思って時間を止めようと思ったり、またはピンチに陥った時。
それ以外に私は見つからない。
あなたは、どんな時にそうおもう？

君の背中。
私は、君の背中を見て歩んできた。
何をするにも一緒。だけど君の方が優勢。
それでも私は貴方の背中を追った。
なのに、なんで。
なんで、なんであなたは。
あんなに2人で決めたのに。
なんで？ねえ
なんでよ
あなたがいないと生きていけないのに
あなたが生き甲斐なのに
あなたのために生きていたのに
ねえ
ねえ
ねえ
ねえ
ねえ
ねえ
ねえ？
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
なんで？

やさしい嘘。
私は今日、君に嘘をついた。
ひとつの、きみのためだけのうそ。
このうそは、わたしときみだけの、ひみつ。