『あなたがいたから』


ボクの大切な宝物
ボクだけの聖域
帰りたいと願う場所

醜悪なバケモノの誕生を
祝福してくれたカナシイヒト

護りたくて
壊したくて

罪人に似合いの罰だと
嗤ったのは誰だった？

「相合傘」


音を
時間を
切り取って

君と
世界に
ふたりきり

遠回りでもしましょうか

『未来』


見えないもの
見えなくて良いもの
見えない方が幸せなもの

もしも見ることが出来たなら？

きっと今を生きられない。

そうだね。

『あいまいな空』


導もない独り舞台
不安定で不明瞭な世界

僕だけだからですか


例える宛もなく
表わす言葉も見つからず

終わりの知れない三文芝居

エンドロールくらい
綺麗に作ってほしかった

『岐路』


知らず知らず選択する生涯

振り返ってはじめて気付く

あれは別れ道だった、と