逆光
聖斗「れいちゃーん!やっほー!」
玲「宇田川ーどしたー?」
聖斗「ツーショット写真撮ろ!」
玲「いいけど」
聖斗「やった!いくよー」
玲(あーこっち逆光になるな)
聖斗「パシャ!」
玲「セルフシャッターお疲れ」
聖斗「あ待って!?逆光になっちゃった!!」
玲「あーあ」
聖斗「ふぐぅ……」
玲「貸して。加工してい?」
聖斗「いいよう……」
玲「まあこれぐらいなら……はい」
聖斗「わ、わ!すご!!ありがとれいちゃん!!」
玲「いーよ」
聖斗「この写真L○NEに送っとくね!ありがとー!!」
玲「……」
ポッポポ♫
玲(保存保存…)
こんな夢をみた
玖音「璃音」
璃音「ん、どしたの?」
玖音「なんかね、昨日夢を見たの」
璃音「どういう?」
玖音「なんかー、これが璃音だとしたらこの辺にガーッてウサギがいて」
璃音「うん」
玖音「璃音がそれに超ビビってて、逃げようとしたけど数が多すぎて『ヤバいヤバいこれ動いたら踏む』って内心思っててー」
璃音「ん?うん……」
玖音「諦めてもふもふに囲まれて寝落ちしてる……こんな夢」
璃音「えーと…………玖音くんはそれを見てどう思ったんだい?ダサいとか思った?」
玖音「いや別に。なんでそこで寝るの?って感じ」
璃音「あっはい、そうですか……」
玖音「で?そっちの番だけど。夢見てないなら捏造しながら話して」
璃音「鬼畜ってよく言われるでしょ」
ずっとこのまま
「…ね、」
「なに?」
「あのさ、わたしたちってずっと…ずーっとこのまま、こんな感じなのかな……その、折角恋人になったんだし」
「ふーん。じゃ結婚するか」
「えッ!?そ、そこまで言ってない!!!馬鹿っ!!!」
「いってえ!?すぐ叩くなよ!?!?お前力強いんだからそのうち骨折れ」
「わーーー!!!!!」
「駄目だ自暴自棄になってる」
(ほんとカワイイ奴だな。またからかってやろ)
「もう!わたし帰る!!」
「おーい帰る方向そっちじゃねーぞー」
「はあっ!!!…わ、わたし帰るじゃなくて買い物行くって言ったんだし~!」
「嘘下手か?」
雪を待つ
※若干メタい
綺羅「雪!今日のお題"雪を待つ"なんだって!」
雪「まぎらわし」
綺羅「まあわたし雪嫌いなんだけどね」
雪「待て待て文面で見るとどっちだか分からない」
逆さま
「……」
「やあ歩翔!久しいな!」
「……」
「歩翔?」
「!たいよ、」
「あ!る!と!!具合が悪いのか!?」
「……す、すまない、少し考え事をしていただけで」
「本当か!本当に大丈夫か!?」
「……うん」
「……君のその返事は本当に参っているときだと俺は分かっているんだ」
「ごめん、迷惑かけて」
「なぜ謝る、謝らないでくれ。俺ができることならなんでもする」
(……太陽、本当に優しいんだな…………天と地のような差、俺、俺は関わってはいけない、光を汚すことに、)
「歩翔」
「っ……本当に大丈夫だから」
「俺は」
「君がどれだけ地に堕ちてしまっても、俺は救ってやるさ」