バイバイ
夕日に赤く染まった空 分かれ道に差し掛かり 君は、右に 私は、左に
君が「じゃあね また明日 バイバイ」と
手を振る。
私も同じ様に「バイバイ」と手を振り返す
また明日も学校で....
私達にとってのバイバイの挨拶は、
また明日 変わらず会う為の約束の言葉
また明日も元気で会うための再会の
挨拶なんだ!
旅の途中
『すごろく旅』と言う旅番組の企画で
関東圏辺りを旅する事になった
某芸能人の青年サイコロの出た目の数の
バス停まで行きそこで美味しいグルメや
観光スポットを探すと言う物だ
旅の途中暖かい地元の人の気遣いや優しさに触れ ゴールまであと少しと言う所で
天候が崩れ心が挫け掛けた時
地域の人の優しさを思い出し 何とか
ゴールに成功した。
ゴールに着いたら 思わず某青年は、
暖かい涙が零れたと言う....
そんな旅の途中のお話しでした。
まだ知らない君
まだ知らない君へ
これから出会う君へ
僕達 皆で君を歓迎するよ
だから どうか無事に生まれておいで
待ってるよ!
まだ知らない君を待つ者より~
日陰
太陽が当たる暖かい場所が恋しくなる
今日この頃
ふと 日陰を見るとぽつんと隅の方で
ひっそりと咲く一輪の小さな花を見つけた
太陽の日が当たってないから何処となく
元気が無く萎れた様に傾いていた。
何だか頑張り過ぎて 肩を落とす
社会人の背中に見えた。
私は、偶々手に持っていたペットボトルの
水をその小さな花に少しづつ掛けた。
そして、私の何気ない行動に太陽も
気付いた見たいに光をその小さな花に
当て始めた。
私は、それを見送って 心の中でその花に
(頑張って きっと少し休めばまた咲ける
様になるよ あなたの頑張りを見てくれる
人がきっと居る) その証拠の様に太陽の
光が花の方に完全に向き始めた。
もう一つの物語(番外編)25
帽子かぶって(番外編)26
●魔女っ子シズクちゃん
シズクちゃんは、ご機嫌だった。
それは、ハロルドから魔女の帽子を
貰ったからである。
鍔の広い三角帽子まさしく魔女が
かぶっている帽子である。
その帽子と光るステッキ(おもちゃ)を
持ってシズクちゃんは、魔法を掛けます。
もちろん本物の魔法使いハロルドが
くれた帽子なので普通の帽子では、
ありません。
しかし本格的に魔法を発動したりする
帽子だとシズクちゃんは、まだ小さいので
魔法の衝撃波で 怪我をするといけないのでステッキ(おもちゃ)から軽い丸い光が
出たり その光が当たると軽く痺れたり
はたまた 次は、緑の光が出て回復魔法を
掛けたりと初歩魔法の一部分だけ帽子の
おかげでおもちゃのステッキに付与されて
いた。
しかしそんな軽い魔法でもシズクちゃんは
大喜び さっそく魔法使いごっこを
始めます。
そしてそのごっこ遊びに付き合うハメになる灰色猫ハイネ
「悪さをする悪い人には、お仕置きです
ビーム」とシズクちゃんが一生懸命
ステッキを翳すと丸い光が出てそれが
ハイネに当たると軽く痺れます。
軽いので本当は、ハイネにとって蚊に刺された程度の痺れなのですが今は、
シズクちゃんの言う所の悪い人なので
大げさに「やられた~」と言って
オーバーリアクションで倒れます。
すると倒れたハイネにシズクちゃんが
トコトコと近付いて来て
「ヒーリング」と叫んでハイネに
回復魔法を掛けます。
するとハイネの体から軽い痺れが無くなります。
(せっかく倒したのに治すのかよ...)と
ハイネは、心の中で何度目かのツッコミと
ため息を吐きます。
さっきからこれの繰り返しです。
シズクちゃんにとって脈絡や状況など
関係ありません ただ魔法を使って
みたいのです。
そうして夕方になりシズクちゃんの
魔法使いごっこも終わりました。
しかし夜になってもシズクちゃんは、
帽子を脱ごうとしません
さすがに夕飯や寝る時までかぶっている
シズクちゃんに少しハイネも注意しますが
「今日一日魔女さんなの!!」とすっかり
魔女になりきっているシズクちゃんなの
でした。
(まぁ今日一日位 良いかぁ.....せっかく
貰ったんだし....)とハイネも一日だけならと
大目に見ます。
しかし本当に一日だけになるのかは
次の日になってみないと分かりません
出来る事なら早く飽きてくれないかなぁと
思っているハイネだった
そうしないと自分は、いつまでも
魔法使いごっこの悪い人役をやり続けなければならなくなるので気が重いなぁと....
なあんて心の中でため息を吐きながら
にこにことご機嫌に魔女の帽子をかぶって
食事をするシズクちゃんを見つめる
ハイネなのだった。....