春の始まりの風は私の胸がギューって締め付けられるようになる

忘れられない思い出が無くなったから

暑くなってきた昼間、買ったばっかだった炭酸飲料はぬるくなっていた。

君が来たから私はもう30分以上ここから動けてないから。ずっとしゃべり続ける私と無口な君。
いつもの光景だけどいつもと違うのは君の顔から笑顔がみえるところ。
その笑顔をみながらぬるくなった炭酸飲料を飲む。

あなたはきっと気づいてたのに気づかないふりをしてくれてたんだと思うけど、私は心の中で少し｢俺のせい？｣って聞いて欲しかったんだよ。

もう一度やり直したいことばっかだよ。

初めて好きになったあの人と出会った日に戻りたい。

今のあたしのままだと多分あの頃みたいに無邪気な感じで話したりはできないだろうけどもう一度会って話したい。

当時とあなたと同じ年になったあたしがどれだけ子供が思い知らされると思うけど、そんなかっこいいあなたにまた恋したい。

まだ私には到底辿り着くことができないけど
いつか必ず、あなたに辿り着くはずだから。

だってもう何年も何年も、あなたしか見てないんだから｡
あなたも私に振り向いてくれたんだから。

私は立場なんて関係ないって胸を張って言えるようになった時が、私たちのゴールでありスタートラインになれるね。