壊香

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3/20/2026, 1:00:00 PM

お題“夢が醒める前に” カイコウ

少しだけ、僕の話をしようか。
僕はね、冬の夜が好きなんだ。
ある特有の匂いに、冷たい空気が肺を満たす感覚。
あの感覚が、僕は好き。
冬は空気がよく澄み、綺麗な星空が見えるでしょ。
僕が星に興味を持つようになったのは、幼い頃父に無理矢理連れていかれた冬の天体観測がきっかけだったんだよね、懐かしい。
冬の山奥は街の光が一切届かずに、天からの光だけが届く。
その光を一身に浴びた時、僕の心は一気に安定を得るんだ。
嫌なことも苦しいことも痛いことも辛いことも全部忘れてしまう。
夢のようなその時間に、いつしか僕は依存してしまったんだよ。
夏の時期は冬が待ち遠しく、死に近付くような真似をする時さえあったね。
それくらい、夜のその時間は僕の心に鎖を繋いで、決して離そうとはしないんだ。
いや、逆かな。
人との関わりの中で人の醜さを知ってしまった僕が、その鎖に縋っている。
その時間だけは僕の味方で居てくれる。
僕に居場所をくれる。
ならば、僕を終わらせるのはここしかないと思った。
じゃあ、ここらでさよならかな。これから用事があるんだ。
僕の話はこれで終わり。僕はこっちだから、着いてこないでね。
着いてきたら悲惨なものを見ると思うよ。
それじゃあね。おやすみ。

3/19/2026, 11:07:48 AM

きらきらひかる あたたかいせかい
しろいふわふわ きれいだな
ちょうちょもとんで なかまいり
くまさんずんずん おさんぽね
わたしもなかまに いれてほしい
あたまはないけど しゃべれるわ
あたまはないけど ものもみれる
みんなとおなじ ことができる
わたしもいっしょに ひにもえる

(お題“胸が高鳴る”)

カイコウ