6/29/2024, 1:52:30 PM
絵を描くのが好き。物心ついた頃にはもうキャンバスの前にいた。特に風景を描く。動かないものより、動き変わるものを記録する。夏の時期は特に入道雲を描く。夏といえば、向日葵や海を想像したのではないか?何故、入道雲なのか。それは、惹かれるからだ。空というものはいくつもの色を持ち合わせているし、毎日みせてくれる顔が違うのだ。顔というと、雲の割合や天気等が挙げられる。世界は少しずつ変わっていくのに対し、空は1日という短い時間の中で変わるのだ。だから惹かれ、それを記録する。キャンバスという空間に閉じ込むのだ。
6/28/2024, 2:31:37 PM
今日は猛暑だ。扇風機に身を寄せながらテレビをつける。今日は海に行っている人が多いらしいとニュースキャスターが言う。
そっか、やっぱり暑いもんね。皆、行きたくなるよね。海。
私は海にいい思い出が無いと言う訳では無いが海が嫌いだ。何処までも冷たく、広い海。青空を吸い、煌びやかに見せている。
何が言いたいのかと言うと、私はその広くて何処までも果てしない海が怖くてたまらないのだ。何処までも、果てしなくとは無限にという意味に聞こえてしまう。あの、深く、深く、けっして浅くない海が嫌だ。私を呑み込んでしまわないか不安になるのだ。
テレビは次に日焼け対策や熱中症予防についてやっている。
日焼け止め、あったかな。
私は立ち上がり、棚の上を見た。日焼け止めクリームがそこにあった。手を伸ばし、手に取った。蓋を外し、クリームを腕や足に塗りたくる。絶対に日焼けはしたくない。
私はこれから海に行こうと思う。怖いと言ってしまったが、私は毎年この時期になると海に出かけに行く。何処までも果てしなく続く海を克服するために。