懐かしく思うこと
随分と前の様に思うけれど
きみと会えなくなって
まだ、2年ほどだったんだな
公園で初めて手を繋いで歩いた
目を見つめて 微笑んでくれた
抱きしめあった夜は
つい、この間のことの様に感じる
俯きながら 僕の手を離して
一人歩き始めたきみ
こんなふうに いつか
きみの全てを、懐かしく思うことが
できるのだろうか?
懐かしいと思える様になるまで
後、どれくらいの時間を要するかな
どこまでも続く青い空
そんなイメージで天井の壁を
水色に染めた
オプションで虹をつけられますよと
言われたが、虹はつけなかった
あの日の空に虹はなかったから
ねぇ、あの日手を繋いで見上げた
空に似てない?
問いかけても 返事はない
あの頃の様に彼は横にいないけど
まるで一緒に見上げているかの
様に感じる
いつか また 一緒にみたいな…
どこまでも続く青い空を
力を込めて
これで最後
これが最後
何度も何度も書き直しては
やり直して ようやく
君への想いを綴ったラインを
送信ボタンを押す指
力なんていらないのはわかっているが
なぜか、力を込めて押していた
「ごめんね、 連絡してしまって
もう一度 君に逢いたい」
返事は来るだろうか?
想いを込めた 僕のライン
いつになったら 既読になるかな?
きっと明日も 思い出す
彼と過ごした日々を
そして、いま 自分がいかに孤独かを
痛感する
楽しくて、笑いすぎて
お腹がいたいと 涙した日々
静まり返る 孤独な夜の中
瞳を閉じて 眠りにつく
そして、きっと明日も
秋恋
出会いは秋
だけど 風が強い午後で
君が 向こうから歩いてくる姿をみて
「寒そうだね」と僕は声をかけた
「じゃ、温めてもらおうかな」
そう言って僕のジャケットのポケットに
手を入れる君
可愛いすぎて 抱きしめてしまいたい
そんな、、、秋恋 してみてーな。笑
秋恋 2024.9.21