パンの耳

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1/2/2025, 9:45:56 AM

「あけましておめでとう。」
「今年もよろしくお願いします。」
去年までは、そんな声が暖かな空間とともに聞こえていたのだろう。

今日は1月1日。新年だ。
私は去年から一人暮らしをはじめた。正月くらいは実家に帰省するつもりだったが、生憎仕事が忙しく1人寂しく新年を迎えることとなった。

1人で居るのが好きである性格上、それも悪くないだろうと少し楽しみにしていたが、実際は普通に寂しかった。
昔は面倒に思っていた親戚と顔を合わせるという習慣も、今となっては大切なものだったのかもしれないと感じた。しかし!

もう今年は1人過ごす。この事実は変わらないのだ。
だったらもう、思いっきり1人を満喫してしまおう!と冷蔵庫から昨日の晩に買った発泡酒を取り出した。




でも、やはり虚しいので、明日は実家に赴こう。

5/6/2024, 7:36:33 AM

きっと、知らないと思うけど、君と出会う前の私は誰かに隠れてひっそりと死んでいくような、そんな人生を送る予定だった。

そんな私を日向に連れ出した、太陽みたいな君。

最初はずっと疑問だった。私みたいな何も無い人間は隣にいていいものなのか、もっと似合う人がいるんじゃないかって。

でも、君は私に価値を見出した。私にしかないものを沢山教えてくれた。私の中の私が、何か変わった。

だから、私はもう、日陰に籠るのは辞めようと思う。

君と出会って、変われたのだから。


#君と出逢って

3/29/2024, 3:03:27 PM

幸せとは、誰かの涙の上で成り立つものである。
誰か忘れたけど、教えてくれた人がいた。

私の物語がハッピーエンドで終わってしまうなら、他の誰かの物語はきっとバットエンドになってしまう。

それなら、私は幸せにならない方がいいのだろうか。

誰かにとってのハッピーエンドの為に、私はバットエンドを目指さなくてはならないのかもしれない。

そんな考えの人が沢山居たら、物語をハッピーエンドで終わろうとする人も、いずれは居なくなってしまうのだろうか。

自己中心的な人は、いつまでもハッピーエンドを目指すのかもしれない。


#ハッピーエンド

2/14/2024, 11:06:48 AM

今日は待ちに待ったバレンタイン。
私はいつもチョコを用意しない。
色々面倒だったからだ。

でも、今年からは用意することにした。別にお返しが欲しい、とか彼氏が欲しい。とかそんなんじゃない。

なんだかんだで、日頃仲良しの友人とお菓子の交換が出来ることは、青春の1ページになる気がして。そういうのに無縁だった私は憧れを抱いていたから。

だから、あなたの分も。頑張ったから、受け取って?

10/29/2023, 8:48:58 AM

ある人から聞いた話だ。
空が明るいらしい。
朝日は眩しいらしい。
それでも、どこか影を感じるって。

どこの話なのかは聞かなかった。
聞いたら「なんでそんな分かりきったことを。」と言われそうだから。

僕は馬鹿だから、わからなかったけど。分かる振りをしたんだ。

感じ方は人それぞれだし、分からない事が無様だとも思わない。

暗がりの中で悩む君が、可哀想に見えただけ。
だから、話だって聞くし君が満足するまで同意しよう。


それはきっと僕の本心じゃない。
だから、君はいつまでも暗がりの中から抜け出せない。

#暗がりの中で

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