きっと、知らないと思うけど、君と出会う前の私は誰かに隠れてひっそりと死んでいくような、そんな人生を送る予定だった。
そんな私を日向に連れ出した、太陽みたいな君。
最初はずっと疑問だった。私みたいな何も無い人間は隣にいていいものなのか、もっと似合う人がいるんじゃないかって。
でも、君は私に価値を見出した。私にしかないものを沢山教えてくれた。私の中の私が、何か変わった。
だから、私はもう、日陰に籠るのは辞めようと思う。
君と出会って、変われたのだから。
#君と出逢って
幸せとは、誰かの涙の上で成り立つものである。
誰か忘れたけど、教えてくれた人がいた。
私の物語がハッピーエンドで終わってしまうなら、他の誰かの物語はきっとバットエンドになってしまう。
それなら、私は幸せにならない方がいいのだろうか。
誰かにとってのハッピーエンドの為に、私はバットエンドを目指さなくてはならないのかもしれない。
そんな考えの人が沢山居たら、物語をハッピーエンドで終わろうとする人も、いずれは居なくなってしまうのだろうか。
自己中心的な人は、いつまでもハッピーエンドを目指すのかもしれない。
#ハッピーエンド
今日は待ちに待ったバレンタイン。
私はいつもチョコを用意しない。
色々面倒だったからだ。
でも、今年からは用意することにした。別にお返しが欲しい、とか彼氏が欲しい。とかそんなんじゃない。
なんだかんだで、日頃仲良しの友人とお菓子の交換が出来ることは、青春の1ページになる気がして。そういうのに無縁だった私は憧れを抱いていたから。
だから、あなたの分も。頑張ったから、受け取って?
ある人から聞いた話だ。
空が明るいらしい。
朝日は眩しいらしい。
それでも、どこか影を感じるって。
どこの話なのかは聞かなかった。
聞いたら「なんでそんな分かりきったことを。」と言われそうだから。
僕は馬鹿だから、わからなかったけど。分かる振りをしたんだ。
感じ方は人それぞれだし、分からない事が無様だとも思わない。
暗がりの中で悩む君が、可哀想に見えただけ。
だから、話だって聞くし君が満足するまで同意しよう。
それはきっと僕の本心じゃない。
だから、君はいつまでも暗がりの中から抜け出せない。
#暗がりの中で
#本気の恋
幼い頃から慕って人がいる。
私はその人に想いを伝えることは一生できないだろう。
そう思っていた。
無理もない。実の兄に対しての恋心など、捨てるべきである。
しかし、このままでもいいのだろうか。と最近思い始めた。
生きているうちに、自分の行いで後悔はしたくない。
兄にはきっと拒絶されてしまうだろうけど。
でも、良いじゃない。本気で恋をするのはこれが初めてなんだから。