-私だけ-
誰もが理解されなくとも
周りから認められなくても
納得されずとも
この苦は自分だけのもの
私だけしか分からない
理解してもらいたいとは思わない
だから、教えないし解ってもらいたいとも思わない
私だけが理解できる苦しみだから
-空を見上げて心に浮かんだこと-
今日も空が綺麗だな
当たり前の空が何故か綺麗だと思えた
最近はやっと前を向けるようになってから空が広く感じた
前まではなんとも思えなくて、感じなくて、ボーとしていた
今は心の整理がついて落ち着いた頃、目に移ったのは秋明菊であった
そうだ、あれを持っていこう
アイツは花が好きだから花言葉くらいは知っているだろう
これを飾ったらどんな顔をするだろう、きっと花のよう喜んで笑うだろうか
用がすんだら俺とアイツの子たちが待っている
迷惑をかけたが許してくれるだろうか
そんなことを思って空を見上げた
秋明菊の花言葉
あなたを忘れない、薄れゆく愛、忍耐
-終わりにしよう-
もうこの戦い、終わりにしよう
終わったら平穏が待ってるから
-これまでずっと-
これまでずっと一緒だったのに、どうして、、、
-一件のLINE-
『愛してる』
LINEの通知からただこの一言
妙な感じだったが遅い時間帯であるため後回しにし、その日は終わった
後日、電話がきた
先ほどLINEを送ってくれた人が亡くなったのだ
唐突な出来事に頭が真っ白になった
暫く時間が経ち唖然と立ち尽くすとき、インターホンが鳴った
画面には
電話で亡くなっているはずの人が立っていた
状況を把握出来ないが慌てながらも電話で亡くなっていると話したら
そんなこと知らないと言った
そんなはずはないと電話履歴をみれば、ないのだ
電話したはずの履歴がないのだ
LINEにも見たがなにもないのだ
何も存在してないのならあの日あのとき
LINEと電話をしていた相手は一体誰なんだ