窓越しに見えるのは､随分と変わった街の景色。
…変わったのは私もか。そんなことを思いながら出てきた紅茶を飲む。変わらないのはこの味ぐらいだろう。


赤い糸が繋がってなくても、それでも確かに私は恋をしました。

入道雲を眺めてかき氷を食べる。そんな何気ない夏の日を､暑苦しくても嫌いになれない。食べ終わったら次はどこに行こうかな。


夏めく風を待ちわびて、その青に恋をした。
これはそんな、もう戻らない日々の話だ。

ここではなくどこか　今ではないいつかなら
私も生きやすかったのかな

ありがとう、ごめんね。その最後の言葉が忘れられなくて、どうしようもなく立ち尽くしてる。