私が全部間違っていた。
分かってたつもりで分かってなかった。
思いやりが足りなかった。
結局自分のことしか考えてなかった。
相手の事を思ってるつもりが、相手の負担になってた。

彼は心の病気だった。 それに気づいてあげられなかった。

ごめんね。ほんとにごめんね。今はこの言葉しか出ない。

私、将来お医者さんになりたいとか言って、こんなんじゃダメだね。
ほんと、ダメだ。

今日も反省。
大きく反省。
頑張って治す、この性格。

もう二度と会うことは無いのかな。
もう二度と…、
話すことも
笑い合うことも
手を握ることも。

私が大好きだったあの笑顔はどこに行ったの。
あの、素敵で誰にも渡したくないって思った笑顔は

ごめんね、全部私のせいだよ。
神様にね、お願いしちゃったの。
命に関わる病気って聞いてたからね
毎日ね、お祈りしてた
｢神様、お願いだから命だけは取らないでください。もう二度と会えなくていいから、だから、これからもずっと元気で過ごせるようにしてください。生きていたら、いつか、もしかしたら会いに行けるかもしれないから。偶然会えるかもしれないから。死んじゃったら、会えないから。一生。だから、お願いします。｣って
だからかな。

ごめんね、
私が悪いよ。

雨のち曇
曇のち晴
晴のち曇
曇のち雨

曇りってどっちつかずでどんよりしてる
雨も降らなければ
晴れでもない

雨の落ち着く音がする訳でも
心地よい日差しが届く訳でもない

どっちつかずでちょっとイラつく

まるで自分を見ているみたいだな

あなたと手を繋いで歩いたあの道も
もうすっかり雪でおおわれています。

私はひとりでその道を歩きながら、1人分の足跡をつけておうちまで歩く。

あなたの面影を探しながら、まっすぐ前を見て歩いているよ。

心がざわめく音がする

あの子が笑ってる
私のことかな。
悪口かな、バカにされてるのかな。

ざわざわざわ

疑いたくない。信じていたい。
なのに私の心は聞いてくれない。

ざわざわざわ

雑音が私の心で響く
そんな毎日をすごす。
学校は檻だ。
私は放課後檻の鍵が開けられても
生きる気力をなくした虎のようにノロノロと歩く。

ざわざわ

みんなの話し声がする。
私を追い抜かしていく男子たち。

ざわ

正門を抜ける


心が静かになった。
やっと、安心できるね。