雨のち曇
曇のち晴
晴のち曇
曇のち雨

曇りってどっちつかずでどんよりしてる
雨も降らなければ
晴れでもない

雨の落ち着く音がする訳でも
心地よい日差しが届く訳でもない

どっちつかずでちょっとイラつく

まるで自分を見ているみたいだな

あなたと手を繋いで歩いたあの道も
もうすっかり雪でおおわれています。

私はひとりでその道を歩きながら、1人分の足跡をつけておうちまで歩く。

あなたの面影を探しながら、まっすぐ前を見て歩いているよ。

心がざわめく音がする

あの子が笑ってる
私のことかな。
悪口かな、バカにされてるのかな。

ざわざわざわ

疑いたくない。信じていたい。
なのに私の心は聞いてくれない。

ざわざわざわ

雑音が私の心で響く
そんな毎日をすごす。
学校は檻だ。
私は放課後檻の鍵が開けられても
生きる気力をなくした虎のようにノロノロと歩く。

ざわざわ

みんなの話し声がする。
私を追い抜かしていく男子たち。

ざわ

正門を抜ける


心が静かになった。
やっと、安心できるね。

あなたという人が、どれほど私にとって大切か
それを実感した
満月の空を眺めながら、あなたのことを考えた
いつもあなたの面影を探してしまう。
いるわけないのにね。ばかみたいって笑ってよ
可愛いなって言ってよ

あなたの温もりをまた感じたいな
私はそんなことを、春を迎えた夜空の下で思った。

明るくすると透けちゃうの
私の事、見えてないでしょ
昼間はね、私は隠れないといけないの
お面を被った他の人が表に立つの
みんなが見ている私はね、ホントの私じゃないのよ

だって、見てくれないでしょ？