人間失格

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4/5/2025, 12:55:54 PM

好きだよ

私知ってるの
最近二人の時間が減ったこと
君が朝帰りを良くしてること
仕事だって嘘ついて女の人と会ってること
きつい女物の香水の匂いが君からすること
君が
あの子とそういった行為をして
私とはもう随分ご無沙汰なこと
なんでも知ってるよ
気付いて無いとでも思った?
隠せているとでも思った?
隠せてるわけないじゃん
昔も今も変わらず
君は嘘が下手なんだから
何年一緒にいると思ってんの
あとさ
私知ってるよ
君が私と別れたいってことも
でもダメ
別れてなんてやらない
私は君ので君は私の
お互いに必要としている存在
無くなったら困る物
だから誰にも渡さない
だってそうでしょ?
約束したもん
死ぬ時は一緒だよって
それに
私まだ君のこと
好きだよ
愛してる
だからね
私が君を嫌いになるまでは
絶対別れてなんてやらない
今までも
これからも
ずっと一緒だよ
だからさ?
最後のお願い
明日は
私の事好きになってくれるといいな
なんてね

3/31/2025, 1:51:22 PM

またね!

あれ
今日も来たの
君も懲りないね
昨日散々言ったじゃん
もう来ちゃダメだよって
指切りで私と約束もしたのに
針千本飲ませちゃうよ
まぁ嘘だけど
今日は何
言ってみなよ
相談乗るから
ほら
誰かに言えば軽くなるからさ


なんて言っていたのは
何時だっただろう
相談に乗ってくれていたのは君だけで
心を軽くさせてくれていたのも君だけ
名前なんてお互い知らないし
互いの家庭環境も
何も知らない
ただその日の夕方ここで会って
思ったこととか愚痴を言う
それだけの関係
それなのに君は急に居なくなった
今でも瞼を閉じればあの日を思い出す
忘れられるわけが無い
あの日いつも通り
2人で愚痴を零して
こんな世界無くなっちゃえば良いねなんて言って
笑っていたのに
最後帰ろうとした時
後ろからまたね!なんて聞こえて
振り返ったら君がいなくて
その時下からグチャって音がして
覗いて見たら
君がいた
それが信じられなくて
そこから記憶がなくて
気付いたら自分の部屋にいて
その日から
何時もは煩く感じる親の怒声も
クラスでの嫌な出来事も
全部何も感じなくて
だけど息をするのは
今までよりもっと苦しくなって
自分で付けた傷も今までより増えていって
心が壊れかけてようやく気づいたんだ
あぁ
君が好きだったんだって
私には君しかいないんだって
でも嬉しかったの
君の最後を見れたのが私で
だから私も見せてあげる
特別だよ
君の
君だけの
私だから
他の誰にも見せてあげない
もう私は君を見ることができないから
どこから見えてるのか分からないけど
今から向かうから
絶対会えるから待っててね
じゃあ
またね!

3/28/2025, 3:08:32 PM

小さな幸せ

今日も夢をみる
ヒーローになって誰かを救うとか
億万長者になるとか
そんなんじゃなくて
ただ
今の苦しい現状から逃げ出して
自分の好きなことをして
自由に生きてく
そんな夢
思い描くだけなら簡単で
実行するには努力がいるから
だから私は
今日も夢をみる
それが私の幸せ
想像することで心が保ててる
でも
その夢がなくなったら
その想像が出来なくなってしまったら
何に幸せを求めればいいの
誰が私を救ってくれるの
だって
生きるのは
こんなにも辛くて苦しくて
呼吸するのが難しくて
消えたいななんて
心が壊れそうになる
生きたくないと思う日もある
でも
どんなに辛くても
苦しくても
今はまだ
私は夢をみて自分を保ってる
そんな小さな幸せが
まだ心から完全に無くなってはないから
この
小さな幸せが
夢が
消えない限り
自分を救うことができる
今日も生きていくことができる
いや
今日も生きていく
そうするしか私に道はないから

3/27/2025, 1:50:38 PM

春爛漫

別れよう
そう切り出された
信じたくない
信じられなかった
この歳にもなって
結婚するなんて夢を見て
彼とも良い関係だったし
このままいけば
結婚して
彼との子を産んで
幸せな人生を送れるもんだと思ってた
でも上手くいかなくて
どう足掻いても
現実だけは迫って来て
逃げられなくて
捕まって
闇に
社会の檻に
閉じ込められるんだ
そして
グチャグチャになった汚い心は
潰れて
消えていく
もしかしたら
そんな醜い考えを見破られたせいで
別れを切り出されたのかな
きっとそうだなんて
勝手に思って
自己嫌悪に陥って
春爛漫に輝く空と対称的な私の思いは
どうすれば
無くなるんだろう
どうすれば
良いんだろう