二人ぼっち
昔の僕は泣き虫で
ちょっとの物音とか
ちょっと暗くなるだけで
泣いちゃって
ビビりで弱虫
そのせいで虐められてた
でも君は強くって
僕のヒーローみたいで
僕が泣いてたら
大丈夫だよって
私がいるって
僕が虐められてたら
泣かせんなって
その子に掴みかかって
逆にその子泣かせちゃって
強いな
すごいなって
尊敬してた
でも
君は突然居なくなったよね
親の都合だったんだよね
後で周りの人から聞いた
僕に教えてくれなかったのは
泣くと思ったから
言われなくても泣いたよ
すごい泣いた
でも
大丈夫だよって助けてくれるヒーローはいなくて
自分で大丈夫だよって言うしか無かった
君が突然居なくなっちゃったけど
僕は君みたいになりたくて
たくさん頑張ったんだよ
強くなるために努力した
ちょっとの物音とか
暗闇で
あんまり泣かなくなったんだよ
すごいでしょ
君みたいになったんだよ
褒めてもらいたくて
君を一生懸命探したんだ
やっと見つけた君は
昔よりも
ちっちゃくて
すぐ消えちゃいそうな気がした
だから
今度は僕が守る番
僕が君のヒーローになる番
君みたいに完全につよいなんて
言えないけど
君を守るために頑張るね
僕が君の涙を止めてあげるね
この世界には
二人ぼっちだから
大人だって信用出来ない
信用できるのは僕たち二人だけ
だから僕だけが君を守る
そう言ったら君は
もう怖いものは何もないね
私のヒーローだね
って言ってくれて
二人で笑いあったんだ
怖がり
君の本音はいつ聞けるの
なんで
喉まで出かけて
いつも言えないまま
腹に溜まる
言ったとしても
聞けるわけないし
自分だって本音を言わないから
お互い様で
そんな自分が言ったところで
なんにも刺さりやしない訳で
でも
君の力になりたくて
少しでも
君の心が
悩んでることが
軽くなればって思って
ついつい言っちゃう
困らせるだけなのに
そんな笑顔が見たいわけじゃないのに
君の本当に笑った顔が見たいだけなのに
ねぇ知ってるよ
君が本当に好きなの俺じゃないって
見てればわかる
君があいつを見てる時の目
キラキラしてて
恋する乙女みたいで
可愛くって
俺には出せない顔してる
でも君は優しいから
間違って俺と付き合ったのかもしれないけど
俺を困らせないように
自分が罪悪感を抱かないように
言わないんだよね
別に良いのに
言ったって
俺も覚悟決めてるのに
なんて思っても
自分から別れを切り出さない俺も
十分悪いよね
でもね
俺は君のこと好きだから
愛してるから
だからちょっとくらい
わがまま言ったっていいと思うんだ
神様だってこれくらいのわがままなら許してくれる
きっと
だから言わない
絶対言ってやらない
君が別れを切り出すまで
俺からは言わない
でも君は
怖がりな君は
今日も
これからも
そうやって
自分の本音を隠すんだ
俺だけは知ってるから
なんてね
星が溢れる
別れよう
たしかそう言った
どうしてなんて言われて
泣かせて
また泣かせたって
そう思う反面
もっと見たいって
汚い感情が出てきて
俺ってこんな歪んでたっけって
もっと昔は純愛だったはずなのにって
思っても止められなくて
いつも泣かす
思ってもないことばっかり君に言う
でも君は純粋だから
全部信じちゃう
可愛そうで
可愛い
この言葉がこれほど似合う人は他にいない
まるで君のための言葉
でもこの歪んだ関係のせいで
君も壊れちゃったね
病んじゃって
目の光も消えちゃって
どこ見てるのか分からくて
俺の返事にだって応えてくれなくて
無気力になっちゃって
動くことも無くなっちゃった
もう戻れないのかな
なんて
どの口が言うんだって話なんだけど
でも本当に
あの頃はただ純粋に愛していた
ごめんね
こんな人間で
ごめんね
君を好きになっちゃって
でもね
初めて君の泣き顔を見た時
君のその
満月のような綺麗な瞳から
星が溢れるって
たしかにそう思って
綺麗だって
ずっと見てたいって
瞬きも忘れて
目を逸らせなくて
全身が沸騰するくらい熱くなって
呼吸するのも忘れちゃって
胸が苦しくなった
その時思ったんだ
あぁ
これが本当の愛なんだって
だから
ごめんね
安らかな瞳
声が聞こえる
どこかで聞いたことがある声
優しい声
好きだった声
透き通った声
でも
今はよく聞こえない
くぐもった声
水の中に居るような
大きな壁が間にあるような
聞き取りにくい声
ねぇなんて言ってるの
泣いてるの
どうして
悲しいことがあったの
大丈夫
大丈夫だよ
わたしはここにいるよ
元気だして
わたしがそばに居るからね
思い出した
わたしは君の大切な家族
いつも一緒だったよね
かなしいこともたのしかったことも
全部一緒に体験してきたよね
あなたが嬉しい時はわたしも嬉しくて
あなたが悲しい時はわたしも悲しかった
今まではあなたの涙を拭うことができたけど
今のわたしにはもう無理みたい
拭ってあげたいのに身体が動かないや
ごめんね
でもねあなたと居れて
たのしかったよ
しあわせだったよ
だから
もう泣かないで
あなたの私を見る安らかな瞳
だいすきだったから
そのだいすきな瞳でこれからもわたしのこと見守って
そのだいすきな声で名前をまた呼んで
わたしもお空から見守ってるから
わたしも沢山名前を呼ぶから
あなたがこっちに来るその日までちゃんとおすわりしてまってるね
どこにもいかないで
君は何時も私を置いてく
物理的にも精神的にも
幼稚な私と大人な君
どんなに追いつこうとしても進んだ分だけ離されて
でもそんな所も大好きだった
なのに君は私を騙した
ねぇ私知ってるよ
私が知らない間に恋人が出来たこと
可笑しいよね
私たち幼なじみじゃん
昔結婚しようって言ったじゃん
結ばれる運命なんだよ
だから
嘘ついたこと許せない
嘘つき
詐欺師
だから私君に意地悪しちゃった
だってあいつが悪いの
私はただ話し合いで解決しようとしただけ
でもあいつは聞く耳を持ってくれなかった
だからカッとなっちゃった
ほんとに一瞬だったの
でも気付いたらあいつ血塗れになってた
後処理大変だったんだよ
悪気はないよ
反省もしてない
だってさっきも言ったけど全部あいつが悪いんだもん
それに君はきっと誑かされてただけだよね
そうだよね
だって君は鈍感だし
なーんにもできない弱い子なんだから
君に付く悪い虫は私が退治してあげなくちゃ
そんなことも知らずに君はあいつを想って泣いてたね
ほんと許せない
退治してからも君の頭の中に残り続けるなんで
私は君のことでいっぱいなのに
でも安心して
私だけはこれからも君の味方だから
絶対君から離れたりしない
どんなに悪い虫が沢山付いても
私が全部退治してあげる
だからお願い
どこにも行かないで
これからも私だけを見てて
約束だよ