9/14/2023, 1:42:49 PM
【命が燃え尽きるまで】
9/13/2023, 10:00:28 AM
【夜明け前】
9/11/2023, 10:04:35 PM
【カレンダー】
月が変わり、カレンダーをめくった。実家では毎月、月の最終日になると、母が少しフライングしてカレンダーをめくっていた。
ひとり暮らしになり、デスクの上に小さなカレンダーがあるものの、スマホやタブレットで日付も見れるし、カレンダーも見れる。なので、卓上カレンダーは、まだ2ヶ月前の月のままだった。
カレンダーの明日の日付に赤ペンで丸が書かれている。忘れないようにつけた印は、なんのために付けたのかわからなくなっていた。小さなカレンダーのため、予定の内容を書くスペースがなく、丸がされただけの日付。
誰かの誕生日?出かける予定?なにか約束した日?
頭の中がぐるぐるまわる。
ピコンもスマホがなにかを通知した。スマホの画面を見ると0時を越え、次の日の日付になっていた。
その間も鳴り続ける通知音。
なんとなく目についた、幼馴染からのメッセージ。連絡が来るのなんて何ヶ月ぶりだろう。
「誕生日おめでとう」
あっ、そっか。今日は自分の誕生日だ。忘れていた。
この小さなカレンダーをめくらなければ、誕生日のことを忘れていたかもしれない。
たくさんのおめでとうメッセージ。
誕生日ということを思い出させてくれて、ありがとう。
9/9/2023, 1:51:49 PM
【世界に一つだけ】
久しぶりにお互いのお休みが被り、部屋で2人でテレビを見ていた。私は彼の足の間に座り、彼は私をバックハグするような感じで、とりとめもない話をしていた。
背中には彼の体温を感じる。彼女である、私にしか座れないこの特別な場所。世界に一つだけの私の落ち着く場所。