どうして、そう思うと次から次へと浮かんでは
溢れてくる。
どうしてこうなんだろう。
どうして上手く出来ないんだろう。
どうして違うんだろう。
浮かんでは、囚われて、塞ぎ込みたくなって
それでもきっと、どうしてって思うことが
消えて失くなることは無いんだろうな。
上手くいかなかったら『どうして』って
言いたくなるし、思ってしまう。
どうして私じゃ駄目なんだろう。
どうして君じゃないと駄目なんだろう。
自分自身への問い掛けを繰り返して
どうしての答えを、その先の選択を
探し求めて、今日もその言葉に囚われてしまう。
人はきっと、いつだって、理由を求めてしまう。
理由が欲しいんだ。
意味を求めて、理由を探して、正当化しないと、
行動できないのかもしれない。
#__どうして__
夢を見ていたい。
揺籠に揺られて、やさしい世界の夢を
叶わない夢も願いも全てが叶う夢を。
見ていたい。
ずっと覚めない夢を見ていられたらいいのに。
心地良い微睡みに淡く包まれていたい。
いつかは覚めると知っているからこそ
少しでも長く夢を見ていたい。
朝になれば解けて消えてしまう。
儚い夢を少しでも長く見ていられたら…
変わらずにずっとこのまま続けばいいのに。
ずっとこのまま変わらないのかな。
繰り返し問いかけては、現状維持のまま
どっちつかずを行ったり来たり。
このままでいたいと確かに思うのに
ずっとこのままじゃ嫌だと思う自分がいる。
相反する気持ちに答えを見つけられないまま。
自分の向かうべき場所が分からなくなっていた。
行き先を決められないまま
ただ、ひたすら歩き続けるのは、
不安で迷ってばかりで
どこまで行けばいいのかすら分からなくて、
立ち止まりたくなる。
けど、いつか、灯りが見つかると信じて
突き進んでは、悩んで矛盾を繰り返して
この難問の答えが見つかればいいなぁ。
寒さの所為じゃなくて
こんなにも寒く感じるのは
繋いでた手が離れていってしまったからかな。
冷たくなる手に冬の冷たさが痛いくらい染みて
君の温もりを求めてしまう。
いつからこんなに寒がりになってしまったのかな。
君が隣いないと、いつもよりも肌寒くて
心細くなる。
雪と一緒に君への想いが積もってゆく。
どこまでも降り続ける雪は、いつになったら
溶けて消えるんだろう…
早く大人になりたくて
背伸びをしていた。
その背中に追いつきたくて、追いついたと思ったら
まだまだ遠いことに気付かされる。
それでも、もう、子どもじゃない。
初めて口にしたお酒は、ちょっぴり苦くて
まだ慣れそうになくて
君の隣に並ぶには、まだ、私は子供なのかな。
#__成人式__