お題『幸せとは』
幸せとは、誰かの涙で育つものだ。誰かの時間を肥料とし、誰かの涙や努力を糧とし、誰かの犠牲があってこそ、芽吹くもの。
それは誰かに心から願われて、誰かが貴方へ渡してくれたかもしれない。
全て自分一人で育て上げたものかもしれない。
望んだ花ではないかもしれない。でも誰かにとっては貴方の近くに咲いていて欲しかった花かもしれない。
それを摘み取るも、風から守るのも、意味を見出すのも、踏み潰すのも、貴方しだい。
お題『星に包まれて』
星に包まれて眠ったら。
眠った私も星になる。
あの綺麗な空の星になって、私も綺麗になる、はずだ。
素敵な人に、なりたかった。
お題『静かな終わり』
私はあなたのところから去った。
最初は大好きだった。ずっとそばに居たかった。もっと話したかった。
今は?
あなた以外のことを気にかける時間が増えた。あなたのそばにいなくても、平気になった。話さなくても、伝わると思った。
こうやって静かに終わっていく。
さよならをする時が来た。
さよならすら、したつもりも無いまま、そっと消えていく。雪が上から降るから、足跡が残らないように。
お題『祈りを捧げて』
どうか、星よ、月よ、太陽よ。
空に浮かぶ動物や、偉人たち。
聞き入れてください。
阿呆で、間抜けで、傲慢で、尊大なわたしの祈りを。
お願いします、明日、どうかあの人が泣かない日を。
あなた達の、精一杯の祝福を与えてください。
幸福ではありません。祝福です。
明日私が泣いても良いから、あの人だけは、明日1日だけでも、世界の祝福を全て受けて欲しい。
それがわたしの呪いです。
お題『星になる』
あのいちばん綺麗な星に、名前をつける。
きみの名前をつける。
きっと、あれにきみの名前を。あの星に既に、皆が呼ぶような名前があったとしても、ぼくは、きみの名前であの星を指さす。
星はいつか死ぬ。
きみもいつか死ぬ。
少しでも、君の名前を長く呼びたい。
少しでも多く、君の名前を呼びたい。
そうして、星になる。