春 恋をした
ハラハラと舞う桜の下
フワフワと 並木道を歩いた
楽しかった日は僅か
紫陽花よりはやく
その色を変えてく
先にあなたが気付き
私は 雨が止むのを願う
グズグズと 空は泣いてばかり
長い夏
フラフラと 灼熱を歩く
どこにもいない あなたを探す
ユラユラと 影は濃くなるばかり
ひぐらしの音 空気の色が変わる
闇が長くなっていく
あなたはどこにもいない
もはや 存在していないのと同じ
カナカナと 蝉は泣き続ける
ようやく熱を失う
忘れたくない
言葉を抱いたまま
今夜も眠る
多分明日も
あなたのカケラを探す
あなたへの言葉を綴りながら
君の歌は
私に届かない
私の気持ちも届かない
もっと 寄り添って
向かい合ってみたかった
何をコントロールしようとしたの
いいなぁ
私もコントロールされたい
自意識の塊の下で
幸せよ
やるせない気持ち
あなたを
思い出す
気づいてた
こうなること
最初から
辛かったから
あなたが
大好きな気持ちを
何処かに捨てたいのです
…捨てられないなぁ
ゆらり ゆらり
大好きです、と
言ってくれた言葉が忘れられず
溶けてしまいそう
暑いは暑いけど
海風が気持ち良いから
それほどでもないのです
そう教えてくれた
ギアを上げて
仕事をしているだろうか
本当は怖い人なんじゃないかと思ってた
大声出す体育会系は怖いから苦手だと言ったら
私も苦手だと教えてくれたけど、
あなたこそが、
大声を出す人なんじゃないか、って
違う世界の
怖くて
ワクワクする人
ここは
海底に沈んでいる気分
安心して言葉を綴れる
いつか言葉が途切れるまで
擦り切れ軽くなるまで
綴り続ける
海の底から
地上50mの別世界で働くあなたへ
私の強がりも
隠した言葉も
何もかも
伝わらなかった
伝わらなくても良いと思ってたから
伝わっちゃいけないと思ったから
ちゃんと納得した
武装して
きちんと傷をつけた
少し怒った後は
安心して
もう
次のステージで遊んでるでしょう
どうして
こんなに会いたいんだろ
あんなに
愛してよ