3/16/2024, 10:22:10 AM
「怖がり」
ただ一言、口にすればいいだけ。
それだけなのに。
その一言が、水を吸った布のように重くて
今も、持ち上げられずにいる。
3/15/2024, 1:14:21 PM
「星が溢れる」
金曜日の夜は、温かい紅茶を飲むことにしている。
スーパーで安売りしているティーバッグだけど
金平糖と温めたミルクをくわえれば
自分だけのスペシャルブレンドになる。
金平糖のかたまりがざらざらと砕けていく様は
なんとなく気持ちいい。
これだけで特別な気分になれる私って
なんて「イイ女」なのかしら。
3/14/2024, 3:06:05 PM
「安らかな瞳」
君が眠りに落ちる前の、
とろりとした瞳を見るたび
今日一日が佳き日だったと思う。
3/13/2024, 2:13:19 PM
「ずっと隣で」
あの桜色に染まった指が好きだった。
短く切り揃えられた爪が
キーボードを縦横無尽に動き
軽やかにステップするたび、春が散らばった。
声も顔も朧気なのに
今でも、あの日々の桜色を思い出す。
私の、憧れだった。
3/13/2024, 1:34:59 AM
「もっと知りたい」
あなたの特別な人って誰なんだろう。
一緒に居て、笑いあったり励ましあったりしているのに。私はあなたの特別じゃない。
こんなにそばにいるのに、それは私じゃない。
私はいつも、あなたの横顔を見ているだけ。