「ずっと隣で」あの桜色に染まった指が好きだった。短く切り揃えられた爪がキーボードを縦横無尽に動き軽やかにステップするたび、春が散らばった。声も顔も朧気なのに今でも、あの日々の桜色を思い出す。私の、憧れだった。
3/13/2024, 2:13:19 PM